ギネス世界記録★公式インタビュー|三浦雄一郎

エベレストに登頂した最高齢男性(Oldest person to climb Everest (male)|三浦雄一郎

書籍『 ギネス世界記録 2017 』掲載!

※当エントリーは、発行時点の情報です

プロスキーヤーとして名を馳せ、登山家としての活躍を続ける三浦雄一郎さん。2013年5月23日に達成した彼の記録が、世界を驚愕させるとともに、多くの日本人に大きな勇気を与えたのは記憶に新しい。ギネス世界記録60周年記念認定証の授与を記念して、彼のインタビューをお届けします。

Q. 80歳と223日でのエベレスト登頂。70歳、75歳、そして80歳と、今回で三度目となりますが、どんなご気分でしたか? いやぁ、毎回格別ですよ。エベレストは世界の頂点、地球のてっぺんです。雲の海が広がって、チベット、ブータン、アフガニスタン、ネパール、インドが目下に一望できるし、宇宙もすぐ近いですから、ほとんど宇宙と地球がセットになっている。まるで、神様の世界のような感じです。 Q. やはり80歳での挑戦は、厳しいものだったんでしょうね。 実は、往路については、確かに無我夢中でしたが、75歳のときよりも順当でした。ところがゴーグルをはずして、マスクをはずして、気が付いたら約1時間も山頂にいた。降りようとするとき、少しこれがダメージになったかもしれない。大変でした。「絶対、生きて帰ってやろう」って、固く強く思いました。7500mの地点でテントに入ったときには、もう本当に這いずるようにしか歩けなくて、倒れ込むように中に入った。だけど、そこで木の実、玄米、そば粉、カシューナッツ、胡桃に黒佐藤、30種類くらいの材料でつくったスペシャルケーキを食べたら、みるみる元気が出て、何とか、帰りつくことができたんです。 Q:昨年、エベレスト登頂を終えられて日本に戻られた直後、三浦さんに現在の目標を質問させていただきました。それ以降で気持ちの変化はありましたでしょうか。 目標は変わってないです。85歳のときに「チョ・オユー」から親子でスキー滑走。これは考えています。今年の冬くらいからトレーニングを始める予定です。 Q. ギネス世界記録は2015年で60周年となります。その間、ずっと「世界一」をおいかけてきました。三浦さんにとって、ギネス世界記録とはなんですか? 歴史の中でずっとそのようにトップを追い続けてきて、名誉ある評価を与えてくれるものと、考えています。大きなチャレンジ、目標にもなるし、いろんな分野で人間の可能性を推し進めるきっかけにもなっているのではないかと思います。 Q. 今後のギネス世界記録に期待することを教えてください。 本当にいろんな記録があり、本をみるとユーモラスな記録もあるところがおもしろいと思います。それは心の豊かさをあらわしているように感じますし。ギネス世界記録には、人々にどんどんチャレンジをうながすような、新しい記録を試みようとする人たちの後押しをするきっかけになるような、そんなものであってほしいと思います。 Q. 最後に、偉業を成し遂げる、三浦さんの秘訣を教えてください。 目標をしっかり思い描く。そして、人間ね、危険だ、不可能だ、困難だ、と思っても勇気を出して、執念を以ってチャレンジし続けて、諦めない。そしたら、必ず頂に立てるんですよ。

 
2016年9月8日発売『ギネス世界記録2017』には、様々な記録を収録しています。詳細は、コチラへ。

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