ギネス世界記録★公式インタビュ|吉田沙保里

レスリングオリンピック&世界選手権連続優勝最多回数(個人)(Most UWW wrestling world titles won by an individual)|吉田沙保里選手

女子レスリング王者として世界中にその名を轟かせた吉田沙保里選手は、「レスリング女子 オリンピック金メダル 最多獲得回数」や「レスリング女子オリンピック & 世界選手権 連続優勝回数」など、複数のギネス世界記録の保持者でもあります。ギネス世界記録60周年記念認定証の授与を祝して、ギネス世界記録60世界の頂を極める彼女の不屈のスピリットをインタビューでお届けします。


⇒ (2016年8月23日時点)吉田沙保里選手が保持する5つのギネス世界記録


Q. 吉田選手が、レスリングに目覚めたのは、何かキッカケがあってのことでしょうか?

A. 実は私、小学生のときは、「やらされている感」で練習をしていました。レスリングを辞めたいと何度思ったことか。ほかの子みたいに遊びたかったんです。


Q. それは意外ですね。何が、吉田選手を変えたのでしょうか? 

A. 実は、その頃、ある大会で試合に負けてしまって、相手が金メダルをぶら下げているのを見て、「あの金メダルがほしい」と泣いたんです。すると父は「金メダルは、コンビニやスーパーでは売っていないんだよ、勝った子しか手に入れられないものなんだ」と教えてくれたんです。そこからです、火がついたように練習をはじめたのは。


Q. そこから金メダルを獲得するまで、一体、どんな気持ちを大切にしていたのでしょう?

A. 練習を一生懸命やるようになると、いつしか私の夢は、オリンピックで金メダルを獲ることになっていました。当たり前ですが、世界一になるためには、厳しい練習に耐えて、コツコツ努力を積むしかない。少しずつ力を積み上げられた力が実ると、実力になる。1年前にできなかったことが、1年後にできるようになっているんですね。それから、勝負にこだわる気持ちも大切にしていたと思います。もちろん、負けることだってあるけど、全力で勝つことを目指す挑戦があって、はじめて負けの意味もわかるのだと思います。 


Q. やはり努力があってこその世界一なのですね。 

A. でも、私は運も良かった。ちょうど2001年ごろ、女子レスリングがオリンピックの正式種目になると発表があった頃、それまで負けてばかりいた私の努力が実って勝ちはじめていたからです。そこから勝ち続けて、夢のオリンピックでの金メダル、ギネス世界記録に認定された15連覇にもつながっていったのですからね。


Q. 最後に、さまざまなことで挑戦を続ける全ての人々にメッセージをお願いします。 

A. 特別なことは何もありません。努力、気持ち、それから運。これがそろって、はじめて世界に手が届いた。シンプルだけど、「挑戦する気持ち」、これこそが大切なのだと思います。多くの人に、自分の得意なことで、勝負にこだわった挑戦をしてほしいと思っています。