2013年3月24日、日本から犬のギネス世界記録が誕生しました。
どんなものかというと、その記録タイトルは、
「犬の最も長いまつげ(Longest eyelash on a dog)」です。

この記録の保持者は、もちろん犬。
東京在住のこの犬の犬種は オーストラリアン・ラブラドゥードル
名前は、ランマル、性別はメスです。

ではさて、そのまつげの長さはというと、
左目の上からスーッと伸びる 15cm(5.9in)にもなります。

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なかなか、可愛い和める記録なのですが、
実は、この記録、熾烈な争いなか
保持者が変わってきた歴史を持つ
人気の高い記録なのです。

では、この記録の歴史を一望してみましょう。

まず、この記録、
2000年10月にギネス世界記録に登録されることになりました。
記録は、 スペインの犬、 Elena Ramirez Salga によって成された 4㎝(1.57 in)でした。
現在の記録保持者であるランマルの記録と比べると、4cmというのは、とても短い印象がありますね。

そして、 2002年1月、この記録は アメリカで記録された Chloeちゃんの
6.3cm(2.5in)という記録に塗り替えられました。

しかし、さらに今度は、わずか3ヶ月後の 2002年4月カナダBordersという名の犬によって記録更新されることに、その記録は 9 cm (3.5 in)

そして、その2年後の 2004年4月、遂に大台に乗ることになり、 11.7 cm (4.7 in)の記録が打ち出されます。 アメリカBuddyちゃんという犬が記録保持者に。

しかし、これ、半年後である 2004年11月カナダPrince Albertによって塗り替えられます。その記録が、 13.6 cm (5.35 in)というもの。かなり大幅な記録更新。もう、犬のまつげも、ここまできたら、大記録ですね。

ここからおよそ、9年のときが流れ、もはや、この大記録は敗れないかもしれない。スペイン、カナダ、アメリカで繰り広げられてきた熾烈な犬のまつげ争いも、遂に終着点にたどり着いたか、との空気が漂うなか、静寂を破り、日本から登場したのが、今回の記録になるわけですね。

ランマルちゃん、15cmというのは、かなりの記録だと思います。
おめでとうございます。
これから、日本が誇る世界のまつげ犬として、
より長く記録保持できると良いですね。

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