2013年7月6日、奈良県の天理市において、
ひとつの記録挑戦が催されました。

記録挑戦が行われることになった
会場は石上神宮、主宰は天理青年会議所です。

その記録タイトルとは、
1本の笹に吊るされた最も多い短冊 ( Most tanabata wish cards on a bamboo)
というもの。

この記録の内容は、記録名からも分かる通り、
「笹に短冊を何枚吊るすことができるか? 」
を記録として目指すものになります。

笹に短冊を吊るすだけなら、
簡単に何枚も吊るせばいいとお考えになるかもしれません。

しかし、この記録は、耳で聞き、頭で考えるほどには、
やさしいものではありません。

まず、最初の困難は、
笹に吊るさなければいけない短冊の数です。
これは標準記録として、公式記録認定員が
挑戦者に提示する数です。
そして、その数はと言うと…、
なんと1本の竹に1万枚、ということになります。

さらに厳しいのは、
すべての短冊が、異なる人によって書かれたものでならなくてはならず
(名前と、住んでいる市区町村の記載も必要)、
ひとつの願い事が、手書きで書かれておらねばなりません。

さらに吊るされた短冊は、最低でも10分間、
その場に展示されなければならないのです。

今回、挑戦者たちが準備した願い事が書かれた短冊の数は、
なんと 12,608枚です。

短冊には、日本語もありながらも、
韓国語やドイツ語、フランス語など、外国語のもの多く含まれています。

願い事の種類も様々です。
お金持ちになりたい、スーパーヒーローになりたい、
受験に合格したい等の願い、
自分の家族やペットなどの長寿・健康への願い、
さらには、社会や国、世界に対しての祈願や、、
皆が健康、幸福になるようにという願いです。

そして、これらの短冊が、
ボランティア約50人が3時間半かけることで、
高さ12mの竹に飾り付けられて、
立てられたのでした。

TanabataCard.jpg

そして、規定の10分間。

この日の風は強く、笹と笹が重なりあって、
短冊は今にも落ちてしまうのではないかという勢いに
揺れ動いていました。

見守る観客がハラハラとその様子を見つめるなか、
10分経過の合図がしらされました。

結果、落ちた短冊は一枚もなく、
見事、ギネス世界記録を達成したのでした。

天理青年会議所が、創立40周年記念事業として行なった七夕宝剣祭りでの挑戦でしたが、
参加したすべての人が、嬉しくなる記録になったのではなかったでしょうか。
挑戦者にとっては、難しい記録だったと想像できますが、
季節や地域を生かした素敵な記録になりましたね。

おめでとうございます!

tanabata-standing.jpg

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