2013年7月20日、静岡県浜松市において、
「 最大のテルミン演奏(Largest theremin ensemble)」という記録への挑戦が行われました。
記録へと挑戦したのは、日本においてのテルミン演奏の先駆者であり、
ロシアの工芸人形であるマトリョーシカに
テルミンの機能を収めたマトリョミンの考案者である竹内正実さんと、
彼を慕う生徒ら及びテルミン愛好家。
彼らがこの日のために日本全国から集い、演奏することになりました。
これまで、同じカテゴリーの記録は存在していなかったため、
ギネスワールドレコーズが定める「標準記録」という最低限の記録をクリアしなければなりません。
その数は250人です。
集まった時点で250人を超えていなければ、
その時点で失格になってしまいます。
さて、当日集まった人数は273名です。
この時点では合格です。
このうち脱落者がなるべく少ない形で演奏ができればギネス世界記録を樹立することになります。
会場である静岡県浜松市のクリエイト浜松で、
実際に演奏がはじまると 、
ギネス公式認定員であるグリナズ・ウカソヴァが
確認の目を光らせる中で、
「アメージング・グレイス」が演奏されることとなりました。
参加者たちは、4つのパートにわかれて、
手を滑らかに、しかし奇妙に、動かしてゆきます。
ちなみに、ガイドラインでは、全ての参加者は、
ある程度の演奏技術を有するものでなければならないとされています。
加えて、5分間、これを続ける必要がありました。
そして、その5分以上の演奏が終了し、
挑戦も完了となりました。
あとは結果を待つのみです。
結果は……、
参加者の中からひとり脱落者は出たものの、
272人!!!
見事、ギネス世界記録の達成です。
おめでとうございます。
日本中から集まったテルミン演奏愛好家、マトリョミン愛好家は、
こうして世界の頂点に立つことになったのです。
多くの人がテルミンというメインストリームではない楽器によって、
心をひとつにできるというのは、とても素敵なことですね。
きっと、その一体感もひとしおだったのではないでしょうか。
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