1978年にはじまり、
東北のお祭りとして名を馳せる
盛岡さんさ踊りというお祭りにて、
ギネス世界記録が誕生しました。

これまでの記録は、熊本県でつくられた2,778人というものでしたが、
この記録を見事破る記録が東北の地から生まれたのです。

その記録名は、

最大集合人数での和太鼓演奏
Largest Japanese Drum Ensemble

というもので、達成された人数は、
前記録を659人上回り出された
3,437人でした。

この記録達成を取り仕切ったのは、盛岡さんさ踊り実行委員会。

記録挑戦日前にも、
盛岡、滝沢、八幡平、宮古など107団体から、
2千人を超える参加申し込みが集い、
個人からも、250人を超える参加申し込みがあったため、
当初から、記録達成は遂げられるだろうと、
想定はされていたそうです。

ところが、やはり、
そこは、集合記録の難しいところで、
3,000人規模の会場を確保する場合、
たいていは、屋外ということになります。
すると、そこで問題となるのは、
人間の力ではどうすることもできない
「天候」という問題です。

天気が味方してくれるか否かは、
本当に重要な問題なんですね。
晴れてくれないことには、
記録挑戦自体ができなくなってしまうのです。

そして、迎えた当日、
快晴! というわけにはいきませんでしたが、
何とか、空は曇り模様で、雨は降らない様子です。

いよいよ、記録挑戦となると、
そこには、大きな掛け声が、鳴り響き、
5分間の見事な演奏が続けられて、
遂に、ギネス世界記録の更新、
新記録を打ち立てることとなったのです。

参加者からも世界一の一員となれたことを喜ぶ声があがり、
市民たちの興奮のボルテージも最高潮へと達したのです。

これだけ多くの人々が、老若男女集まり、
心をひとつにして、記録挑戦を行うというのは、
なんと美しいことなのでしょう。

ギネスワールドレコーズの記録管理部は、
記録に対する眼差しを向けることで、
よく知られておりますが、
実行委員会のみなさまは、
大変なハードルを乗り越えての記録達成、
その感激もひとしおだったのではないかと想像します。

以下、当日の模様の写真になります。

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子供たちが片手に和太鼓を手にして、次々に入場してきます。緊張している子もいたのかもしれません。

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公式認定員の舞マクミランによる監視委員への説明の様子です。
3,000人を超える参加者が、しっかりガイドラインの通りに実演するかを見届ける大切な役割を彼らが担うわけですから、その彼らには、しっかりルールを頭に入れてもらう必要があるわけです。

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参加者のみなさん、凛々しい顔をして太鼓を抱え、バチでリズムを刻みます。かっこいいですね。

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こうして一望してみると、やはり3,437人が、和太鼓を打つ姿というのは、圧巻というよりほかありません。

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世界一になったものしか手にすることができないギネス世界記録の公式認定証を遂に手に!

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そして、最後は、この瞬間の喜びを込めて、全員で記念撮影です。晴れて、世界一の一員へ。おめでとうございます。

本当に皆さん、おめでとうございました!!

[編集部 スズ]