fastest-robot-to-solve-a-rubiks-cube-header

開発者はなんと17歳の青年

2015年10月15日、17歳の学生がロボットを操り、驚異的なギネス世界記録を生み出しました。ロボットを開発したのはアメリカのザッカリー・グラムコさん。フロリダ州ブレーデントにあるセント・ステファンズ大学の学生です。


彼が開発したロボットはなんと、ルービックキューブをたったの2.39秒で解くという信じられないスゴ技を聴衆に見せ付けたのです。今回の種目名、「ルービックキューブを最も速く解く記録(Fastest time to solve a Rubik’sv cube)」で見事ギネス世界記録タイトルに輝きました。

 
fastest-robot-to-solve-a-rubiks-cube-event
 

この異次元級ロボットは、デスクトップコンピューターでステッピングモーターを制御し駆動させるものでした。内蔵された2つのカメラでルービックキューブをスキャンし、機械的に解法を生み出したのち、6つのアーム(ルービックキューブ各面に1アーム)でキューブを回転させるという工程で成功を遂げたのです。まさに一瞬のできごとで、まばたきなんぞしていたら見逃してしまうのが、今回の記録なのです。


まばたきせずに、ロボットの手さばきを見よ

 
ギネス世界記録のガイドラインに従えば、今回のルービックキューブを解く挑戦は世界キューブ協会 (World Cube Association)の規定に準拠しなければならず、人がルービックキューブを解く際に従うべき公式ルールにのっとって挑戦が行われました。

彼が今回のロボットを開発した理由は、自身でルービックキューブを解くとなるとあまりにも遅すぎるからとのこと。「人間がどんなに方法を駆使してもせいぜい60ターンが限界だ。一方、僕が作ったこのロボットはどんなキューブでも20ターン以下で解くことが可能なんだ。」と意気揚々に語ってくれました。



ロボットVS人間の勝負はいかに

「好きこそものの上手なれ」という諺をそのまま体現したようなザック青年。凡人はルービックキューブを解くのでさえままならないのに、ロボットまで開発するというのはどれだけ高い知能指数を持ちえているのでしょう。今後の彼の成長が楽しみですね。



今後、ルービックキューブの本記録を超す超人はでてくるのでしょうか? ロボットVS人間のルービックキューブをかける挑戦、これからも目が離せませんね。

  • 記録名:Fastest time to solve a Rubik’sv cube
  • 記録:2.39秒
  • 記録保持者:Zackary Gromko,USA
  • 挑戦日:2015年10月15日
  • 記録のタイプ: ロボットによる記録

「ギネス世界記録」に挑戦する