書籍『 ギネス世界記録 2017 』掲載!

※当エントリーは、発行時点の情報です

最も多い人数でつなげるおんぶリレー Largest piggyback relay

今年、神奈川県厚木市は市制60周年という節目を迎えました。それを記念し、「新たなチャレンジを通して、市に住まう人の未来がいっそう輝くように」とギネス世界記録の新種目に挑戦。おんぶリレーには、厚木市に縁のある総勢357組714人の老若男女が参加し、市民同士の絆が深まる挑戦となりました。

厚木市民357組714人のおんぶリレー、5時間を超えて

この大所帯のおんぶリレーは、平成27年11月21日(土)に厚木市の荻野運動公園で開催されました。種目名は、「最も多い人数でつなげるおんぶリレー (Largest piggyback relay)」です。2人1組でおんぶしたまま100mを走り、リレー形式でタスキをつないだペア人数を競うものでした。ギネス世界記録として初めての種目であり、当初は250組500人以上が完走すれば記録達成というルールを定めましたが、予想をはるかに上回る人数の挑戦になりました。時間制限なしの条件で、当日は13時にスタート。最終ペアのスタート時間が17時53分で、なんと5時間にわたる長時間の挑戦となりました。見事、おんぶリレーに挑戦した357組714人全員が完走し、無事ギネス世界記録の称号を手にしました。


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厚木市、市制60周年おめでとう!!

神奈川県の中央に位置する厚木市は、もともと昭和30年2月1日に厚木町、南毛利村、陸合村、小鮎村、玉川村が合併し、同年7月に相川村、依知村が加わり、さらに翌年9月に荻野村が合併して誕生した県下13番目の市です。厚木市は今年の2月1日に60周年を迎え、「げんき!きらめき!だいすき!あつぎ60」をキャッチフレーズに市制60周年記念事業をいくつか展開してきました。人間でいう還暦を迎えた厚木市をお祝いするべく、多くの市民が参加でき、世界に厚木市をPRする事業の一環として、今回のおんぶリレーを実施する運びとなりました。

「おんぶ」というのは皆さんご存知、背中に人を背負う行為のことです。昔は親が小さい子をおんぶする光景がよくみられたものですが、近年は抱っこ派が増えて、あまり目にしなくなりました。もっとも、おんぶというのは子が親と同じ目線になるので、親がしている仕草や行動を自然に習得したり、密着によって愛情を感じられたりといった多くのメリットがあるため、再び注目が集まっているそうですが…。先人たちが築いた厚木市の歴史を、未来を担う子供に託すという意味でおんぶリレーは厚木市の思いにぴったりの種目でした。

声援の甲斐あり、89周でゴール

今回最も多かったおんぶペアは、親子の組み合わせでした。ほかにも、夫婦、孫と祖父母、恋人、友人など思い思いの人と組み、参加者は皆、厚木市の公認ゆるキャラ・あゆコロちゃんの赤いTシャツを着用して会場がお祝いの赤色に包まれました。還暦祝いでは、赤色の物を身に着ける習慣があるので、厚木市の60周年を祝うには最適のカラーです。参加者は0歳~78歳と年齢層も幅広く、世代間交流の理想の形がそこにはありました。1周400mある運動公園のトラックを4組が100mずつ走り、タスキをつないだ89周目の最終ペアが走り終わると、トラック中から拍手が鳴り響きました。ギネス世界記録達成という同じ目標に向かって声援を送り合う姿は厚木市の明るい未来を予想させるものでした。参加した皆さん、おめでとうございます!

おんぶリレー、挑戦してみる?

今回の種目、「最も多い人数でつなげるおんぶリレー (Largest piggyback relay)」に今後挑戦したい人は、以下のことを心がけてみてください。まず参加人数を集めること。大人数なので、学校、会社、地域単位になるかと思いますが、おんぶリレーをつなげて何を伝えたいかに共感してくれる人を集める必要があります。次に、実際に参加する際には、長丁場になることを覚悟する。リレーは集団競技なので、自分が走り終わったからといって終わりではありません。最後のペアがゴールするまで声援を送る気持ちが必要です。残りのアドバイスとしては、普段から前腕と脚の筋肉を鍛えておくことです。それでは次なる挑戦お待ちしております!。


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  • 記録名:Largest piggyback relay
  • 記録:357ペア
  • 記録保持者:Atsugi City’s 60th Anniversary Executive Committee, Japan
  • 挑戦日:2015年11月21日
  • 記録のタイプ:最多人数でやるリレー

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★: 別の視点から書かれた記事はコチラ⇒『厚木市のサイト』  

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