2015年2月28日、青森県八戸市でのギネス世界記録への挑戦が行われました。この記録は、スケートにちなむ記録です。八戸市の市民実行委員会が八戸市を世界の氷都とするために企画した催しで、400名を超える市民参加者を集めての挑戦となりました。さて、その結果は、どうなったのでしょうか?

快晴の青森県八戸市において、新たなギネス世界記録の認定が行われました。
この記録認定に立ち会うことになったのは、

ギネスワールドレコーズのグリナズ・ウカソヴァです。

今回の記録挑戦を催したのは八戸市で、
集まったのは、八戸市の市民の皆さんでした。

彼らが挑戦に選んだのは、

Longest line of ice skaters」

最も長いアイススケーターの列


という記録です。

内容は、参加者が一列に並んで、
前の参加者のウエストに手を置き、つながったままの状態で
400メートルを滑るというものです。

これだけ聞くと、400メートル程度なら、
とお考えになる方もいるかもしれませんが、
老若男女が参加する挑戦において、
これが簡単ではないことは、ご理解いただけるのではないかと思います。

しかも、北国の寒空の下、
集まった人数は、400名を超える人数だったのですから、
挑戦の難しさ、厳しさは、かなり増したことになります。

ちなみに前回は2008年、ロシアにて、
252人で、この記録達成が行われています。

数では上回っているので、
あとは、いかに多くの人数で滑りきれるかが、
挑戦のポイントとなります。

さて、では、実際の挑戦では、どうだったのでしょうか?

1回目の挑戦で、これにのぞんだのは416名。
かなりの人数です。
しかし実際の挑戦では、残念ながら4人が
失格となってしまい、記録挑戦は失敗してしまいます。

しかし2回目、参加者を大幅に減らして
挑戦する作戦を取ります。
370名でのぞんだのです。

ギネス世界記録は、テレビやニュースでみているだけだと、
「あ、これならできるな」と安易に考えてしまう方々もいるかもしれませんが、
事実は大きく異なり、
想像だにしなかった苦労が待ち受けているのが普通です。

今回、1回目の結果を鑑みて、彼らは
恐らく、スケートにある程度の自信がある人だけを残し、

記録を獲りにいく道を選択したのだと思います。


実際の挑戦がはじまると、
さすが雪国のスケーターたちとあって、
市民たちは、優雅にそして力強く400メートルの距離を走り切ったのでした。

最後には、ウカソヴァから、世界一の証として知られる
ギネス世界記録の認定証を渡され、
大喜びのもと、挑戦を終えたのでした。

ちなみに、この記録挑戦は、
国体が開催されてきた八戸市が
「氷都」であることを世界に発信したいと考えて
行った試みでした。

この記録挑戦を機として、
八戸のアイスリンクが、世界へと名が轟くと良いですね。

 ギネス世界記録の認定、おめでとうございます!

[編集部 スズ]