宇宙空間においてギネス世界記録が生まれました。そして、この世界一を成し遂げたのは、小さな小さなロボット、キロボです。宇宙用ロボット、キロボが達成したギネス世界記録とは、どのような記録だったのでしょうか。そして、この記録を祝して、ギネスワールドレコーズ日本支社代表・小川エリカが認定証を授与しました。

「KIBO ROBOT PROJECT」と名付けられた共同研究プロジェクトにおいて、2つのギネス世界記録が誕生することになりました。本プロジェクトを共同で進めてきたのは、電通、東京大学先端科学技術研究センター、ロボ・ガレージ、トヨタ自動車、JAXAの5機関。子供だけでなく大人にも希望を与えるこの取組みの中、主役となったのは、ロボット・キロボでした。そしてこのキロボが達成した記録が、次の2記録になります。 


Kirobo 2

 

地上から一番高い場所で対話をしたロボット
Highest altitude for a robot to have a conversation


キロボがこの記録を達成したのは、2013127日、国際宇宙ステーション(ISS)でのこと、414.2kmという高度に到達したところで、宇宙飛行士の若田光一さんと会話を交わすことに成功したのです。記録の定義としては、ロボットが人間型ロボットでなければいけない、ということや、高度は海抜高度から測定しての数値となるということが、あげられます。ちなみに会話された内容は、公式Youtubeサイトでご覧いただくことができます。


初めて宇宙に行った寄り添いロボット
First Companion Robot in Space

最初に、キロボが宇宙に到達したのは201389日のことです。このロボットのミッションは、宇宙飛行士の若田光一さんにコンパニオンつまり仲間として仕えること。種子島から飛び立った34cm1kgの小さなロボットには、日本語での会話機能(顔認識カメラ、音声認識、自然言語処理、音声合成、コミュニケーション動作など)が搭載されており、会話をすることで、話す相手(特に宇宙飛行士のように孤独に耐えなければいけない人)の精神的サポートを与えられるか、の研究を行うのもひとつの狙いでした。
 


ちなみに、キロボが宇宙で過ごした期間は、約1年半です。201384日、種子島からHIIBロケットで打ち上げられて以来、810日にISSに到着。821日に宇宙ではじめて「2013821日、未来の希望へ、ロボットの第一歩です。」と声をあげて、2013117日からは、ロシアの宇宙船ソユーズからISSに到着した若田さんと合流。翌月の126日から、若田さんとの「宇宙における人とロボットの対話実験」を行い、2015211日に地球へと帰還したのでした。


Kirobo 4


そして、2015327日(金)、日本の技術力を集結させて、遂に実験を成功させた宇宙用ロボット・キロボのギネス世界記録達成を祝して、ギネスワールドレコーズ日本支社代表小川エリカより公式認定証を授与させていただくことになりました。そして、授与の際、小川とキロボの間では、言葉も交わされることになりました。 


Kirobo 3

小川: 「you are officially amazing」

     「キロボくん、おめでとう」

 

キロボ: 「ありがとう。うれしいよ」


日本製のロボットが、宇宙における人類の歴史の一歩を刻んだことになりますね。キロボ、そしてチームの皆様、偉大なる記録の達成、おめでとうございます!!

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