昨年、方々を賑わせたポメラニアンのジフというワンちゃんがおりました。
ケイティ・ペリーのPVにも出演したりしたので、鮮烈な記憶として残っている人も多いのではないでしょうか。

ジフが持っていた記録は2つです。

1つ目は、10メートルを犬は後ろ足でどれだけはやく走れるのか? という記録です。
'Fastest time to complete 10 m on hind legs by a dog'

そして、
2つ目は、前足で5メートルをどれだけはやく走れるのか? の記録です。
'Fastest 5 metres on front paws by a dog'

しかし、このジフの前に1匹の犬が立ちはだかることになったのです。
その名前はKonjoと言います。

カリフォルニアに突如あらわれたのこの犬は、

パピオンのハーフ、ジャック・ラッセルのクォーター、チャウチャウのクォータです。

ややこしいですけど、凄そうです。


何はともあれ、映像をみてください。

 
ジフが持っていた5メートルを前足で走る記録は、7.76秒でした。
これを打ち破ったKonjoの出した記録は、2.39秒という信じられない記録でした。

飼い主さんのジュリアは、Konjoにおおいに自信を持っていたようで、
この記録達成は、想定内だったのか発言にも余裕が見えます。
 
Fastest-5-metres-on-front-paws-by-a-dog_Konjo_guinness_world_records
 
「Konjoは日頃から前足での移動をしていて、そのスピードはジフよりもはやいとわかっていたから、
 必ずギネス世界記録に認定されると思っていました。」
 
Fastest-5-metres-on-front-paws-by-a-dog_Konjo_guinness_world_records_attempt_photo
 
そして興味深いのは、Konjoがそれを「強制ではなくて、自然にやっているのだ」というポイントでした。

このKonjoは子犬のときに勝手に前足を使って歩き始めたのだそうです。
彼女の伸長の小ささが、彼女を機敏にして、バランス感覚を突出させているのだろうと、
飼い主は考えているようです
 
Fastest-5-metres-on-front-paws-by-a-dog_Konjo_guinness_world_records_closeup
 
Konjoは、どうしてその才能を開花させることができたのか? 
彼女のスピード感は映像で見ていても圧倒されるものがありますね。
そして、小ささが、彼女をアスリートとして、秀でた選手に仕上げたのかもしれませんね。

ちなみに、Konjoに対しての豆知識として、
彼女はほとんどご飯を食べないみたいでエネルギー効率が良いそうです。
驚くのは、かいはじめて1年半、まだ1袋目のドッグフードしか与えていないのだと言います。

何と驚くべきことでしょうか? 

優れたアスリートドッグは、少食なのかもしれませんね。

[編集部 スズ]