2015年5月、タオルの町、今治において、ギネス世界記録が誕生しました。今治の人々が挑戦したのは、もちろんタオルを用いた世界への挑戦です。

小中学生900人が力を合わせて

本記録挑戦が行なわれた舞台は、今治市高地町にあるしまなみアースランドで開催された国際海事展「バリシップ2015」というイベントでした。今治市のもうひとつの産業である海事とタオルのコラボレーションとなる催しは、まさに今治の地域おこしにふさわしいイベントです。

本記録挑戦は、地場産業のタオルを用いてモザイク画を描くというもので、ここに参加したのは、市内の小中学生、約900人。広大な芝地にみんなでタオルを敷きつけていき、今治タオルのロゴとバリシップの船のキャラクターを描くというものでした。

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約1万2千枚のタオルを10時間かけて

この挑戦に用いられてたタオルは、四国タオル工業組合が無償提供をしたもので、その枚数は、なんと約1万2千枚にものぼったのです。

作業は、1人10枚のタオルを広げながら置いていき、スタッフが置かれたタオルを固定していくというプロセスです。この記録挑戦のための作業にかかった時間は、10時間。天候も気にしなければならない挑戦でしたが、無事、タオルのモザイク画は完成し、そのサイズは、目にした人なら、誰もが驚く巨大なものに仕上がったのです。

そのサイズは、3063.63㎡というもので、アメリカで樹立されていた2451.72㎡という記録を大きく上回り、ギネス世界記録への認定となったのです。


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いつもスケールは大きなギネス世界記録ではありますが、この記録は、とりわけ壮大な気記録で、ここまでの記録挑戦をやりきった海事見本市「バリシップ2015」を支援する今治市海事都市交流委員会には、心からの拍手を送りたいと思います。[編集部 スズ]