神戸青年会議所がとりし切る形で催された、最大の折り紙モザイクは、大勢の地域の人々を巻き込んでの記録挑戦となりました。世界中のあらゆる国境を越えて、挑戦されてきたこの記録挑戦、その結果は、どのようなものになったのでしょうか?

世界中で行なわれてきた挑戦、最大の折り紙モザイク画

2015年8月8日、9日に、神戸国際展示場において、「Largest Origami Mosaic(最大の折り紙モザイク画)」という記録タイトルへの挑戦が行なわれました。

この記録は、世界中で高い人気を博し競われてきたもので、インド、ポルトガル、ギリシア、香港とまさに国境をこえて挑戦されてきた記録です。

既存の記録保持者はインドの910㎡

既存の記録は、インドのアナン・キッズ・アカデミーで2014年10月31日に達成された910.94㎡です。そして、今回、日本ではじめてこの記録への挑戦に名乗りをあげたのは、兵庫県の神戸青年会議所だったのです。同青年会議所としては、体験型事業を通じて、神戸の青少年の育成ができたら良いと考えたようです。

参加者は挑戦日の間、代わる代わるに、アジサイの花を模した形を折るという作業、折ったアジサイを並べるという作業に没頭しました。そして、それらの折り紙は、神戸の豊かな海や山をイメージしたモザイク画の素材として床に並べられていくことになったのです。この挑戦のために450名の挑戦参加者が募られたのですが、参加したのは850名にも及ぶ老若男女、とても賑やかな記録挑戦の場となりました。

記録挑戦に参加した彼らは、「めっちゃ楽しい」や「慣れたらスムーズにできた」「一生忘れられない夏休みの思い出になった」など、嬉しいコメントを残し、笑顔を見せてくれました。

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青年会議所の努力、そして参加者の努力が実り、世界一へ

そして貼り合わせられたモザイク画を、公式認定員である小池真理子が計測したところ、31.4メートル四方、986.46㎡という結果となり、見事、ギネス世界記録へと認定されることになったのでした。

この記録への挑戦を取り仕切った神戸青年会議所も、地域の青少年育成という目標は、きっと達せられたのではないでしょうか。様々な人々が力を合わせて1枚の絵を描くということは、本当に素敵なことですね。

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