青森県板柳町が、あるひとつの想いをもって
ギネス世界記録に挑戦することになりました。

その想いとは、「リンゴの里として、リンゴを国内だけでなく、
世界にも発信したい」というものでした。

板柳町は、青森県の西部津軽地区の真ん中あたりに位置する町です。


四季の自然変化が豊かで、
日本海型の気候を有するりんごの産地として
県内ではよく知られてきた町でもあります。

ユニークなのは、リンゴの生産地として、品質の安全性を町全体で宣言する
「りんごまるかじり条例」を設けているところです。


同町が挑戦を決めた記録は、


リレー形式で食べさせ合った最多人数|Longest relay of people feeding each other


です。

同記録は、コチラで紹介している通りに、2016年11月5日に
瑞穂市商工会の主催の元、更新された
1,026人という最新の記録に対峙しなければなりません。

この記録は、1年ぶりに703人から記録数が大幅アップとなった記録で
難易度は、非常に高くなった記録でもありました。


さて、あらゆる準備を整えて、
記録の挑戦イベントが行われたのは、12月11日です。


記録達成のためには、集まった参加者、ひとりひとりが
自らの手は使わずにリンゴ食べる必要があります。

もちろん全員に配布されたのは、
町として安全をアピールしたい同地が生産するリンゴです。

配られた安全で美味しいリンゴを手に
一列に並んだ参加者たちが
次の参加者に半分に切ったリンゴを一口ずつ食べさせていきます。

さあこの列には、一体、何人の参加者がいるのか?

公式認定員がゴーサインを出してスタートとなった本挑戦は、
ルールを甘く見ていたのか、
自らの手を使ってリンゴを食べてしまったというルール違反を
してしまい、2度の失格が下されてしまいます。

そしていよいよ、挑戦可能なラスト1回です。


町が決めたのは、この3回目の挑戦だけは、
たとえルール違反があったとしても、最後までやりきろう、ということでした。

挑戦がスタートしてから約1時間半の間、
全員が食べさせ合うまで、「手を使わない!」「慌てない!」という
掛け声が会場を覆いつくします。

そして最終的に参加全員がリンゴを口に入れ終わると、会場は拍手に包まれます。
しかしまだ、記録カウントが待っています。

緊張感が漂う会場を公式認定員のマクミラン舞が、人数のカウントをはじめます。

数え上げると、その人数は1,101人であることが判明、
見事に、ギネス世界記録へと認定されることになったのです。

マクミラン舞が審査発表をアナウンスすると、
参加者の間には、今いちど大きな拍手と歓声が鳴り響いたのでした。

同記録イベントには、リオ五輪の女子マラソンで
日本勢最上位の14位に食い込んだマラソンランナーの福士加代子選手も参加するなど、

地域活性イベントとしても、大きな盛り上がりを見せ、
ギネス世界記録の公式認定証を受けることになった板柳町の成田誠町長も
多いに満足で満面の笑みを見せてくれました。

見事に3回目で形勢逆転となる記録更新は、素晴らしかったです。

これを機会に「リンゴの里」が世界に広がると良いですね。

[ 編集部 スズ ]