瞬く間に世界中に広まって、様々な形で愛用されることになったドローンですが、
こんな技術的進歩が付け加えられることになるとは、誰も考えていなかったかもしれないですね。


今回、このドローンが達成した記録の名前は、" Fastest 100 m ascent by a quadcopter " というもの。

これは、和訳すると、4輪ドローンによる最もはやい100メートル上昇、ということになりますが、
つまるところ、どれだけはやく上空100メートルに達することができるか? という記録になるわけです。

そして気になるのが、測定基準となっているタイムです。
こちら、製作されたドローン、なんと「3秒 871」という数字を叩き出したのです。

この記録を達成したのは、ドイツ人エンジニアのDirk Brunnerさんです。彼がこの記録挑戦を思いついたのは、「技術の限界を探求したかったから」という極めてシンプルな職人魂です。

 Dirk自身によって設計、製造されたその4輪機は上昇力と推進力のある4つのローターが付いているロータークラフト。ドイツ、バイエルン、ミュンヘンのPassing model airfield で行われていたUAVの記録挑戦中、特定の物体の高度を測定する気圧高度計をドローンに組み込み高度が測定されたわけです。


よく「ドイツ人と日本人は、その気質において似ている」と言われてきましたが、このドイツ人エンジニアの記録をみて、日本人エンジニアにも、その「匠のチカラ」を生かした新しい記録挑戦を行なってもらえたら、と思います。


ちなみに、ギネスワールドレコーズジャパンでは、現在、職人さんや技術に着目した、『 匠Nippon 』という取り組みも行なっています。

興味深い世界一の事例がたくさんあるので、読んでみてくださいね。

Takumibanner