日本人レーサー川畑真人、最速のドリフト走行でギネス世界記録へ認定!

日本人レーサー川畑真人が世界最速のドリフトでギネス世界記録に認定され、世界一の座を手にすることになりました。

「鋼のごとく勇敢な心」と讃えられた彼のドリフト走行が達した世界記録の正式名称は、

最速のドリフト走行|Fastest vehicle drift

となります。

今回のギネス世界記録挑戦で用いられた車種は、「日産GT-Rニスモ 」です。
この世界記録達成によって、日産GT-R も記録に残る歴史的車種となりました。

レーサーである川畑氏が、このパフォーマンスを見せたのは、
アラブ首長国連邦のフジャイラ国際空港で開催されたイベントにおいてです。

彼が乗り込んだのは、前述の通り日産GT-Rニスモ、
挑んだコースは、全長3kmの滑走路でした。

そして、このマシンを駆使して川畑氏がドリフト走行をして達したスピード、
それが、304.96km/hというとてつもないスピードだったのです。

そして、この最速のドリフト走行が、
ギネス世界記録へ認定されることとなり、
観る者たちの度肝を抜くドリフト走行パフォーマンスとなったのでした。
 

最速のドリフト走行の動画!衝撃的なスピード感! 

 


この記録の前記録保持者は、
2013年にポートランドのビャワ・ポドラスカ空港で
ジェイコブ・プリジゴニスキ(ポーランド出身)が残した217.973km/hという記録
でしたが、
川畑氏と日産は、これを大幅に塗り替えることになったわけです。

今回の挑戦に使用された日産GT-Rニスモは、
その機敏さと安定さを最大化にするために、 GReddy Trust社によって特別なアレンジをなされていました。
 
Fastest vehicle drift Nissan GT-R rear
 
日産の中東における最高業務責任者であるサミル・チェーファン氏は、興奮気味にこんなコメントを残してくれました。

「日産は再びギネス世界記録を破るという快挙をあげ、
 ここアラブ首長国連邦の地で歴史を創ることができました。
 また、GT-Rニスモも、世界最速のドリフトを実現したことによって、
 圧倒的な性能の高さはもちろん、その秘められたキャパシティを証明できました。
 今後世界的な舞台においても、スーパーカーの象徴ともいえる存在となるだろう」
 
Fastest vehicle drift Nissan GT-R action

日産GT-Rが認定されたもうひとつのギネス世界記録

 
実は、この車種・日産GT-Rがギネス世界記録に認定されたのは、
今回がはじめてのことではありません。

ときは2008年、舞台はドイツ・ニュルブルク。
ここで行われたニュルブルク・サーキットのレース
にて、
わずか3.5秒で「0マイル/h」から「60マイル/h(約時速100km)」まで加速できたことで、

0から60マイル/hまで最も早く加速した4席搭載型自動車
(Fastest 0-60 mph acceleration by a four seater production car)


として見事ギネス世界記録に認定されているのです。
 
日本人レーサーが日本の車で世界一の座を手にする!
わたしたちにとって、こんなに誇らしいことはありませんね。

日本人には、冒険心溢れるこうした記録挑戦、
これからもどんどん行なってもらいたですね。 
 

記録名:       Fastest vehicle drift(最速のドリフト走行)
記録:          304.96km/h
記録保持者:Masato Kawabata , Japan & Nissan Middle East FZE, United Arab Emirates
挑戦日:       2016年3月3日
挑戦のタイプ:ドリフト走行の記録, 自動車の記録, スピードの記録
 

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[ 編集部 スズ ]