2016年8月27日、28日、東京都世田谷区にある昭和女子大学において、小学生が世界一に触れ、挑戦する「キッズチャレンジプロジェクト」が行われました。朝日学生新聞社の主催、ギネスワールドレコーズジャパン協力のイベントです。どのような催しになったのか? 本レポートにて、簡単に紹介します。
大まかには、2つの記録「3分間に100人で作る、最も長い紙人形のチェーン」と「1分間にリレー形式で行う最も多いダブルハイタッチの回数」に公式挑戦を行なうとともに、公式認定員によるキッズショー、教室での模擬の記録挑戦体験コーナーという4つの見どころがありました。どんな内容だったか、その詳細は、以下にひとつひとつ見ていきましょう。
子どもたちの挑戦心を育むイベント4つの楽しみどころ
★ ギネス世界記録 x 子どもイベントの楽しみどころ1:リアルに記録に挑戦できる!
◎ 3分間に100人で作る、最も長い紙人形のチェーン
応募して集まった100人の親子が参加しました。白い紙人形をつくり、となりの人形とつなげていきました。しかし、ところどころがしっかりと繋がれていないということもあり、残念ながら、失格になってしまいました。挑戦参加者の皆さんは、緊張感のある挑戦として、かなり真剣な面持ちで挑んでいましたが、うまく行かなかず、心底残念だったようです。
「失格」という事実を突きつけられ、そこからどう立ち直れるか? それも挑戦者が向き合う心構えをしておかなかければいけないことかもしれません。
★ ギネス世界記録 x 子どもイベントの楽しみどころ 2: 2つ目のリアル記録挑戦!挑戦に成功されれば認定へ!
◎ 1分間にリレー形式で行う最も多いダブルハイタッチの回数
ダブルハイタッチとは、両手で行うハイタッチです。両手でハイタッチを受けたら、くるりと振り向き次の人にハイタッチしなければなりません。この挑戦に参加したのは63人。新規カテゴリーの記録としてあらたに開設された記録であるため、標準記録として60回を上回らなければなりません。つまり、1秒間に1回は最低でもハイタッチをしなければならないという計算になります。考えてみると、かなり難しいですね。
しかしルールは厳しく、音がなかったり、両手じゃなかったり、頭の上でのハイタッチじゃなかったりすると、失格としてディスカウントの対象となってしまいます。そのため挑戦は1回目、2回目とうまくいかずに失格となってしまいました。こうなると俄然皆さんのやる気が違ってきます。
認定されて、子どもたちばかりでなく、大人の皆さんも大喜びしている姿が非常に印象的です。
★ ギネス世界記録 x 子どもイベントの楽しみどころ 3:公式認定員の生の声に触れ共に遊ぶ!
◎ ギネス世界記録 キッズショー
同ショーはその名の通り、子どもたちにより身近にギネス世界記録の世界を感じてもらうために企画されたショーです。先導したのはギネスワールドレコーズの公式認定員と専属MCのでした。めったに合うことのできない公式認定員という人たちに、生で触れ合うことができるのもこうしたイベントならではです。
このショーでは、「世界一はただの夢じゃない」をテーマに掲げ、子どもたちみんなで世界一への記録挑戦を体験します。ショーで挑戦体験したいくつかの記録の中のひとつは、「 一音程での最長の発声 | Longest continuous vocal note 」という記録でした。これは、ひとつの音程でどこまで音を伸ばすことができるかという記録になり、道具を使わずにチャレンジすることができます。ちなみに、以下の動画を見てもらえば、どんな記録かをご理解いいただけると思います。
参加者は、めいっぱい自分の口と喉を使って記録に近づけるように努力しましたが、残念ながら世界一の壁は高く、記録の数に近づけることはできませんでした。しかし参加した親子たちは、みんな嬉しそうな顔をして「とてもいい経験ができた」、「ゲームが楽しかった」などの感想を寄せてくれました。
★ ギネス世界記録 x 子どもイベントの楽しみどころ4:ギネス世界記録ワールド出現!
◎ 教室のギネス世界記録ブース
ギネス世界記録のスペシャルブースにおいては「史上最も背の高い人の靴のレプリカ 」があったり、「 5種類の世界一長い毛を体験できる展示 」が用意されていたり、「 世界で最も大きな手のサイズと比較できるコーナー 」があったりと、子どもたちが存分に「世界一」を楽しめる内容になりました。
またここには、「 30秒間で前後で手を叩く最多数|Most front to back hand claps in 30 min 」「 最もはやいアルファベット並べ|Fastest time to arrange the alphabet 」という記録挑戦を体験できるコーナーが設置されており、期間中ならいつでも誰でも模擬ではあるものの世界記録への挑戦ができたので、大勢の子どもたちが、集まりそれぞれがそれぞれの「世界一」への興味をぶつけていました。
そして展示パネルやギネス世界記録関連の本が読める図書コーナーなど、期間中の2日間に510人もの親子が来場してくれました。ギネス世界記録ワールドを楽しんでもらえるのは、本当に嬉しいものですね。
★ まとめ
今回で2年連続での参加となった『 朝小サマースクール in 昭和女子大 』、ギネス世界記録、多くの子どもたちに、ギネス世界記録を肌で感じてもらうことができ、非常に有意義な時間になったのではないかと思います。ギネスワールドレコーズは、子どもたちが世界に目を向け、挑戦心をはぐくんでくれることを心から願っております。
ギネスワールドレコーズでは、今後もこのように子供たちを勇気づけ、世界に目を向けさせるようなイベントに取り組んでいくことを構想しておりますので、皆さま、楽しみにしていてください。