人間よりも卓球が上手なロボット!?

技術大国・日本から新たなギネス世界記録が誕生しました。なんと、ほとんどの人間よりも卓球が上手な未来型ロボットを日本の企業が開発したのです。実際に卓球をしている映像もあるので、のちほどご覧ください。
Omron 

日本発、人口知能を搭載した世界初の卓球コーチロボット

今回ご紹介する匠は、オムロン株式会社。「最初の卓球コーチロボット|First robot table tennis tutor」を開発し、ギネス世界記録に公式に認定されました。このロボットにはフォルフェウス(FORPHREUS)という名がつけられています。名前の由来は、“Future Omron Robotics technology for Exploring Possibility of Harmonized aUtomation with Sinic theoretics”の頭文字をとり、オムロン独自の未来予測理論である「SINIC理論」に基づく、オムロン独自のロボット技術を表現しているとか! ユニークな技術的知能と卓球のコーチ能力を兼ね備えているのが特徴です。
 
開発プロジェクトリーダーの大谷拓さんによれば、フォルフェウスの最終目標はプレイヤーに卓球を教えることによって、人とロボットが協調する未来。フォルフェウスには最先端のビジョンセンサーとモーションセンサーが搭載され、試合中の人の動きをとらえられるおかげで、コーチとしての役割を果たしてくれるんですよ。ほかにも、卓球台の上に搭載した数々のカメラが特徴で、これにより1秒間に80回という速度で球の位置を計測することが可能なため、プレイヤーはスキル向上のために球の着地場所を投影画像で確認することができるんです。
 
この開発プロジェクトで最も難しかったことのひとつは何だったと思いますか?それは、フォルフェウスが対戦相手の卓球の上手・下手を見抜けるように、どのような人口知能アルゴリズムを適用させるかだったとか。もっとも、完璧なアルゴリズムが確立しさえすればあとはスピードセンサー部分の設計の問題だけで、現在は1秒間に1000回の精度で対戦相手のボールの動きを計算し、ロボットの制御を細かく行ってコーチとしての役割を果たしています。
 

モニターにアドバイスメッセージが表示され、メンタル面までカバー

フォルフェウスが普通のロボットと一線を画す特徴がもうひとつあります。何だと思いますか?実は、プレイヤーがベストを尽くせるようにモチベーションを高める機能がついているんです。というのも、卓球台のネットのところにLEDモニターを設置していて、モニターにアドバイスメッセージが表示されるんです!練習に疲れても頑張ろうって気持ちになりそうですよね。
 
「現時点では、どのように卓球をプレイするかだったり、どのように人にコーチングするかをロボットに教えるのは人間の役目です。しかし、今後20年以内にはあるロボットが他のロボットを教えたり、あるロボットが他のロボットを開発する可能性があるんです」と大谷さんは言います。

オムロンの未来を創る技術、今後に期待ですね!