ギネスワールドレコーズが、新記録を樹立したNASA宇宙飛行士、ペギー・ウィットソン博士による、国際宇宙ステーションからのフェイスブック・ライブ・エクスクルーシブを主催した。 国際宇宙ステーション(ISS)上のペギー氏が、地上のギネスワールドレコーズ・ニューヨークオフィスにいるクレア・マクラナハンとつないで、インタビューを受けてくれました。

この独占放送は、NASA TV協力の元、ギネスワールドレコーズにって初の宇宙からの放送となりました。2017年7月27日・更新 ウィットソン博士インタビューの様子は、下よりご覧頂けます。



2016年11月、アイオワ生まれのペギー・ウィットソン博士は、最も高齢の女性宇宙飛行士|Oldest astronaut – female となりました。同博士がそのミッションで未知なる世界へ飛び立った時の年齢は、なんと56才と282日。 


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彼女のあくなき探究心、そして科学への情熱がこの記録をもたらせたと言えるでしょう。ソユーズMS-03宇宙船に乗り込んだのは、彼女と、チームを組むトーマス・ペスケット(フランス)オレッグ・ノヴィツキー(ロシア)の両名。国際宇宙ステーション(ISS)を目指して、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から飛び立ちました。

発射後軌道に乗るまでの時間はたったの8分です。3名は、予定された2日間の旅程を経てISSに到着。科学研究を行っている第50次のISSコマンダー、シェーン・キンブロー(米)、宇宙飛行士のセルゲイ・リジコフ(ロシア)アンドレイ・ボリシェンコ(ロシア)と合流しました。

ウィットソン博士は、米国のNASA宇宙飛行士として、広範な科学分野における探求を1996年から続けてきました。その長い研究職において、生物化学の博士号を遺憾なく発揮しました。

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同博士は、2002年と2007年にも、女性初のコマンダー(指揮官)として、長期の宇宙滞在を経験しています。ウィットソン博士は、女性の累積宇宙遊泳最長時間記録|Most accumulated time on spacewalks by a female53時間22分(前記録は同僚のNASA宇宙飛行士サンティア・ウィリアムズによる50時間40分)をも保有しています。 


ウィットソン博士の直近の宇宙遊泳は、第50次の時のもので、7時間4分です。この時、彼女は女性による最も多い宇宙遊泳回数|Most spacewalks by a woman8回、の記録も達成しました。2017年4月、ウィットソン博士は、同僚宇宙飛行士ジェフ・ウィリアムズが持っていた534日間の累積宇宙滞在期間記録を超えました。つまり彼女の人生の中で、約1年半は無重力状態で過ごしたということになります。帰還予定は9月ですが、その時点では666日間という記録達成が予想されます。

ウィットソン博士とチームの活動内容や、宇宙飛行士としての素晴らしい軌跡については、フェイスブックライブの録画映像にてご確認ください。[ 編集部 ]