兵庫県宍粟市でギネス世界記録、腕組みして1,029人で乾杯!!

2017年8月13日、兵庫県宍粟市（しそうし）の市民たちが心をひとつに集まって、ギネス世界記録「最多人数による腕組み乾杯｜Largest arms-linked toast」に認定されることになりました。

実は、宍粟市には、1300年も昔の『播磨国風土記』にこの土地で発酵した米がお酒になった記述があるので「日本酒発祥の地」とも言われており、近年は「発酵文化発祥の地」をうたったPR活動も行っております。

 

そしてこの話にちなんで、山崎納涼夏祭りの30周年を記念して、宍粟市商工会青年部が「子どもたちに世界一の誇りを！」と企画したのが、今回の世界記録挑戦でした。目標として掲げた数字は、『播磨国風土記』の編さん時期から約1300年たっていることにかけて、「13000人での乾杯」でした。

ちなみに同記録「最多人数による腕組み乾杯」は、以下のように世界各地で挑戦されてきた非常に人気の高い記録、つまりライバルの多い記録ということになります。

 

これだけ、世界各地で挑戦されてきた記録も珍しい、というくらいここ数年、さまざまな人たちが挑み、更新され続けてきました。

 

そして今回、宍粟市での挑戦、記録挑戦会場となったのは、宍粟市山崎町の揖保川河川敷です。宍粟市商工会青年部がホームページや、市広報の折り込みチラシで募った甲斐あって、大勢の人々が集まってきました。そして、いよいよ集まった市民たちが腕を組み、「飲み物」を乾杯し、用意された甘酒を一斉に飲みます。飲み物は、大人だけではなく子どもも楽しめる「発酵させて造る甘酒」です。腕組みが途切れてしまったり、乾杯で甘酒をこぼしたりすると失格となってしまい、カウントされません。

 

公式認定員の岩下令の合図で挑戦がはじまります。数珠つなぎに腕を組み合って、みんなで「乾杯！」。無事に記録挑戦が終わると、カウントが集計されて失格者外の人数が岩下より告げられます。その数、1029人。目標には届かなかったものの、前記録保持者（富山県・小矢部市）の1,004人をクリアして、見事、ギネス世界記録に認定されることになったのでした。

 

人気の高い記録だけに、その挑戦する数字は年々あがってきているのですが、その高い目標がかえって市民が心をひとつにしました。

 

ギネス世界記録への認定、おめでとうございます！

[ 編集部 ]