【見ているだけでも爽快】ウィペットのトビーくん、100個の風船を20秒台で割りまくって世界一に！

ギネス世界記録には、動物が成し遂げた偉業を称える記録タイトルが数多く存在します。

そのなかでも多くの反響を呼んだ記録の1つがジャックラッセルテリアのトゥインクルちゃんによる「100個の風船を犬が割る最速時間｜Fastest time to pop 100 balloons by a dog 」。小柄なわんこは、真っ赤な風船をたったの39.08秒で割る姿が人気でした。

トゥインクルちゃんの快挙を皮切りに、多くのわんこたちがこの記録に挑戦してきました。そして2017年、カナダに住むウィペット、トビーくんがこの記録を更新しました。

生後12週間から、クリスティー・スプリングスさんと暮らしてきたトビーくん。普段は人懐っこく穏やかな性格ですが、風船を前にするととても活発になります。そんなトビーくんのギネス世界記録挑戦を、動画でご覧ください！

トビーくんの風船割りの才能を発見したのは、クリスティーさんとの散歩でのこと。通りがかりのフェンスに挟まった風船を見て、それをトビーくんに割ってもらうことにしたのです。

あっという間に割ってしまったトビーくんを見た瞬間、クリスティーさんは「風船100個割り」のギネス世界記録挑戦を思い出しました。

「トビーにぴったりの記録」と思ったクリスティーさんは、風船割りの練習をトビーくんと一緒に始めました。

「3か月に1回、公式挑戦と同様の条件で風船割りの練習をしました。それ以外のときは、いくつかの風船割りでいつも遊んでいました。ときにはプールいっぱいに風船を入れて、そこでトビーに思う存分風船を割らせることもありました。」

クリスティーさんによると、トビーくんが風船を割っているときは声援を送ると、風船を割るのをやめてクリスティーさんのもとに戻ってきてしまうのだとか。なので風船割りの最中は「go go go」や「pop pop pop」と呼びかけるようにしています。さらに風船は犬にとってより見やすくなるように、黄色と青色のものを使っています。

クリスティーさんは、このような芸は動物に合ったものをやらせてあげるべきで、動物を芸に合わせるべきではないと言います。「彼らが楽しいと思うことをやらせてあげるべきです。」

風船割りスキルは磨きをかけたトビーくん。もはや「名人」いや「名犬」となったわんこは、2017年3月に行ったギネス世界記録挑戦で36.53秒で記録を更新しました。そのたった1か月後、なんと28.22秒を記録し2度目の更新を果たすことに成功したのです！

記録を達成したトビーくんは、ご褒美においしいステーキを食べ、パジャマパーティーをして、アニメ映画を堪能したのだとか。

「公式挑戦はとてもスリリングでした。トビーは生まれてからずっとエンターテイナーで、観客のなかでパフォーマンスをするのにも慣れっこです。地域コミュニティーを楽しませられたのはありがたいことであり、誇りでもあります」

トビーくんの才能は凄いものですが、最新の記録を達成するにはとてつもない努力が必要だったと、クリスティーさんは言います。

「記録を更新するのが簡単なら、記録保持者になる意味はありません。綿密に計画された、時間のかかるプロセスです。費やす時間や努力が多い分、得られるものも大きい、とても貴重な功績です。」