Aaron Fotheringham, Eliud Kipchoge and Ederson all set records in 2018

2018年には、スポーツにまつわる数多くのギネス世界記録が更新されました。

例えばマンチェスター・シティーはプレミアリーグで3つの記録を塗り替え、ブラジルのサーファー、マヤ・ガベイラさんは20メートル級の波に乗り「最大の波に乗った女性サーファー|Largest wave surfed (unlimited) - female」の記録保持者になりました。その他にも冬季オリンピックで数多くの"世界一"が生まれました。

この記事では主に、正式な試合・競技ではない所で達成された記録を紹介します。たとえそのような記録であっても、更新するには技術と努力が必要なのです。

最も長いサッカーのドロップキック

ブラジル出身のゴールキーパー、エデルソン選手は2017年からマンチェスター・シティーFCに所属しています。

彼のキック力はエデルソン選手が評価されている長所の1つ。そこで今年の5月に彼は、ギネス世界記録タイトル「最も長いサッカーのドロップキック|Longest football drop kick」に挑戦しました。

記録になるには、エデルソン選手はボールを75 m 以上飛ばさなければいけませんでした。3度目の挑戦で、75.35 m のドロップキックに成功し、見事記録達成となりました。

車いすでの最も長いランプジャンプの飛距離

アメリカのアーロン・フォザリンガムさんは、挑戦が大好きなアスリート。今年のギネス世界記録の日には、3つのギネス世界記録に挑みました。その1つ「車いすでの最も長いランプジャンプの飛距離|Farthest wheelchair ramp jump」では、21.35 m を記録。車いすでの可能性をさらに広げました。

アーロンさんは、二分脊椎という症状で脚が動かせなくなり、8歳のころから車いすを使っています。それでも彼は、プロアスリートになる目標を諦めませんでした。「子どものころ、プロスケーターかプロBMXライダーになりたいって夢みてたけど、(二分脊椎がきっかけで)好きだった種目とは違った車輪を得ることができた。それを使って、夢をつかもうと試みたんだ。」

ボール投げの最長助走距離

Maurice during run up 2

9歳の少年、モーリス・グリフィンくんはクリケットが大好き。そこでクリケットボールを投げるための助走距離を競うギネス世界記録に挑戦しました。彼がとった助走の距離は、なんと3.767 km!助走をやりきるのに26分55秒かかりました。

この記録は、クリケットが学校や弱者にもたらす力を伝えるために、イギリスのチャリティーChance To Shineと協力して行ったものでした。

Greatest height from which a basketball is shot by How Rididculous

バスケットのショットを決めた高さ

オーストラリアのユーチューバー How Ridiculous は、バスケットのショットを決めた高さを競うギネス世界記録の"常連客"。2011年、メンバーのカイル・ネベルさんが66.89 m の記録を達成して以来、何度も記録を更新し続けてきました。

そして2018年、How Ridiculous はさらなる高みを目指し、ソレトにあるマレツニャーネ滝からボールを投げ、高さ 201.422 m のショットを決めました。

マラソンの世界記録

Eliud Kipchoge fastest marathon

この記事の中で唯一正式な競技で達成された記録が、ケニヤ出身のエリウド・キプチョゲがベルリンマラソンのマラソン完走タイム。世界初の2時間1分台に、多くの人々が驚きました。