この度ギネスワールドレコーズは、野中正造(のなか・まさぞう)さんを112歳259日で、「存命中の男性最長寿|Oldest person living (male)」に認定しました。

これまでギネス世界記録に認定されていたフランシスコ・ヌニェス・オリヴェイ(Francisco Núñez Olivera)さんが2018年1月29日、113歳47日で亡くなったため、野中さんが世界最高齢となりました。

野中さんが生まれたのは、明治38年7月25日。明治38年、すなわち1905年は、作家夏目漱石が「吾輩は猫である」の第1回が発表されたり、理論物理学者アルベルト・アインシュタインがE = mc2の方程式を公開した年でもありました。

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釧路国足寄村で産声を上げた野中さんは、七男一女の長男でした。現足寄町上利別、池田町利別で農業や林業を営み、その後親が営んでいた野中温泉で働くようになりました。

野中さんの娘さんによると、正造さんは親が"勝手に"始めた温泉に苦労したのではないかと言います。

昔の北海道には、多くの人が開拓で入ってきて、(正造さんの)父親も、誰もいないこの山奥で温泉を始めてしまったんです。そんな身勝手さに、いつも怒っていました。

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野中さん自身が語る長寿の秘訣は「温泉と甘いもの、そしてこだわらないこと」。しかし彼の家族は「ちがう秘訣があるのでは」と思っているそうです。

ダメはダメ、嫌は嫌。我慢してストレスをためることがあまりなかったんじゃないかな。だから長生きの秘訣って、自由気ままに生活することだと思います。

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"嫌は嫌とハッキリしている"野中さんの性格は、食事でもあらわに。食べたくないものが入っていたら、それを一緒に暮らしている猫にコッソリ渡すこともあるのだとか。

彼の日頃の楽しみは、新聞を読んだりテレビを見たりすること。最近見ているテレビ番組は、相撲やオペラだそうです。

野中さん、おめでとうございます!