スタートからゴールまで40分もかかる壮大なからくり装置が、ギネス世界記録に認定されました。

コペンハーゲンの LEGO® ワールド デンマークで作られた「最も大きなボール運び装置|Largest great ball contraption (GBC)」は、259個のからくり装置が連なっています。

スケールの大きな装置を転がるボールの動きをご覧ください!

このからくり装置を作ったのは、オランダのマイコ・アーツさん、ベン・ジョンクマンさん、そしてデンマークのクラウス・ハンセンさん、ラッセ・デルーランさん、ブライアン・ソールム・ラーセンさん、エレナ・ディミトローバさんの6人。

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記録を取得したマイコ・アーツによると、製作は複雑で、かなりの時間がかかったそうです。

1つのからくりを作るのには最低でも数時間から数週間、物によっては1か月かかる場合もあります。各メンバーがそれぞれ自宅でからくりを作って、それを会場に持ってきてつなげます。つなげる作業も時間がかかります。今回も朝から始めて、夜までかかりました。

ボール運び装置(GBC)とは Great ball contraptionは、LEGO® Technic を使用した自動のボール運搬装置のこと。GBCとみなされるには主に6つのルールがあり、その1つは各モジュール(装置)にボールを受け取る「イン・バスケット」が設けられていることで、そのサイズも定められています。

そしてGBCの目的は、ただボールをA地点からB地点に移動するだけではなく、モジュールをいかに面白くかつ複雑にするかも考慮する必要があります。そして各モジュールは他のどのモジュールにもつなげられるような互換性がなくてはいけません。

マイコ・アーツさんは、過去にもGBCで記録を達成しており、今回の挑戦で4回目の記録更新となりました。

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LEGO® を使ったギネス世界記録は、これだけじゃない!

ギネスワールドレコーズでは、自由の女神やサターンVなど、LEGO®で再現した様々なオブジェをギネス世界記録に認定しています。

9月6日から発売する書籍「ギネス世界記録2019」では、それらを細部にわたってカラー・イラストつきで紹介。さらに「メイカーに聞く(Makers)」特集では、想像力を膨らますエンジニアリングや建設にまつわる記録を紹介し、ギネス世界記録を達成した発明品やアイテムを作るにいたり、どのようなスキルや努力が必要だったのかを、製作者本人に聞いています。

そしてもちろん、スポーツや宇宙にまつわるものなど、最新の記録タイトルも数多くピックアップしています。9月6日の発売をどうぞお楽しみに!

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