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大阪の中心部、御堂筋で壮大なギネス世界記録が達成されました。

記録は「最も長いファンファーレ・トランペット奏者の列|Longest line of fanfare trumpeters (valve trumpets)」。172人のトランペット奏者が息を合わせておよそ90秒の演奏に成功。2017年にスペインで達成された記録146人を上回り、大幅に更新する事ができました。

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舞台は年に一度の大イベント、御堂筋オータムパーティー2018「御堂筋ランウェイ」。コブクロやダウンタウンなどが登場する会場にふさわしい幕開けとして、このギネス世界記録挑戦が行われたのです。

2015年には記録タイトル「最も多く街路樹にイルミネーションを施した通り|Most illuminated trees on a single street」にも認定された御堂筋。トランペット奏者として活動していて、記録挑戦では指揮者を務めた野間裕史さんによると、この挑戦にわくわくしたそうです。

「トランペットでギネス記録に挑戦出来るとは考えてもいなかったので、とっても刺激的でした。」

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挑戦に参加したのは関西のプロのオーケストラに所属するトランペット奏者や元プロオケの奏者、大学教授、関西のプロジャズミュージシャン、そしてスキルの高い愛好家たち。野間さんが編曲した「歌劇アイーダ凱旋行進曲」よりファンファーレ部分で挑戦に挑みました。

「(編曲は、演奏が)ずれないように、あまり複雑なアレンジをせず、シンプルにまとめ、かつ聴き映えのする曲にするように気を付けました。」

リハーサルは当日のみ。楽譜は参加申し込みと同時にダウンロードできるようにしていたものの、172人が一列に並ぶという普段はない編成。初合わせの時は、遠くの奏者は指揮者のタクトが見えなかったり、音が遅れてしまう事があったそうです。

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入念なリハーサルを経て迎えた午後の本番。御堂筋のアスファルトの上に立つと、来場客の数に驚きが隠せなかったと、野間さんは振り返ります。

「お客さんが足元までいっぱいでびっくりしました。(司会者の)今田耕司さんや松井大阪府知事など、有名人に誘導され最初の音が出るまでに緊張しました。」

約40万人の来場客が見守るなか力強い演奏を披露し、ギネス世界記録を更新した172人の奏者たち。野間さんによると、後日電車に乗るとほかの乗客から突然「おめでとう」「出世したな」など声をかけられたりしたそうです。

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奏者の皆さん、記録達成おめでとうございます!