カナダにある科学博物館が、「最も大きなルービックキューブ｜largest Rubik's Cube」でギネス世界記録に認定されました。
カルガリーにある TELUS Spark 科学センター は2018年8月に、その巨大なルービックキューブを一般公開。その翌月にギネス世界記録に申請を行いました。
記録を更新するためには、市販されているものを使わなければなりませんが、今回記録を更新したルービックキューブは、ポリスチレンのフォームに接着性のあるビニールでカバーされたものを使用して作られました。各辺は1.68 m で、前記録の1.57 m を上回る事に成功しました。
ルービックキューブなどあらゆるパズルを発明したルビク・エルネーを記念したイベントの装飾を考えていた時、世界記録への挑戦のアイディアが思い浮かんだとか。そこからおよそ8週間かけて、巨大パズルをデザインし、製作したそうです。
イベント担当者の1人、Harpreet Dhanjalさんによると、このアイディアがひらめいたのは好奇心のおかげだと言います。「ルービックキューブはどういう構造なのか、最も大きなのはどれくらいなのか、もしそれを上回るにはどうすればいいのか……そんな好奇心が記録挑戦のアイディアにつながったのです。」
当初は、完成させるために必要な財源が足りない恐れがありましたが、Wes Nelsonさん率いるチームは、何としてでも達成しようと心掛けました。
TELUS Sparkのミッションは、STEAM（化学、テクノロジー、エンジニアリング、芸術、数学）を通じてみんなで学び、遊び、創造を促す事。今回のギネス世界記録の挑戦も、それを果たすための1つの手段だったそうです。
