The Farthest flight by an electric helicopter has been achieved in California, US

ヘリコプターを電気でーー。

これは、Lung Biotechnology PBCの会長、マーティーン・ロスブラット氏が掲げる願望。その第1歩が、ギネス世界記録を通じて成し遂げられました。

ロスブラット氏の"ドリームチーム"であるTier 1 Engineeringと、OC Helicopterのリック・ウェブ機長が達成したのは、「電気ヘリコプターによる最長飛行距離(プロトタイプ)|Farthest flight by an electric helicopter (prototype)」。ロスブラット氏が当初電気ヘリコプターに注目したのは、人工の肺を病院に運ぶ方法を検討していた時の事です。しかし、ヘリコプター製造の大手からの支持を得る事はできませんでした。

不可能を可能にする事で成功を収めきたロスブラッド氏は、諦めずに協力してくれる人を探し、たどり着いたのはカリフォルニアのTier 1 Engineeringに所属するエンジニア、グレン・ドロムグール氏でした。

左から:マーティーン・ロスブラット、グレン・ドロムグール、リック・ウェブ

その後参加したウェブ機長は、25年以上の軍事経験を持っており、テストパイロットに抜擢されました。

ロスブラット会長のチームは9か月間かけてロビンソンR44の電気化を進め、2016年9月にはホバリング(空中停止)、空中タキシング、そして地上400フィート・最高速度80ノットで5分間のフライトをする事に成功。そして2018年12月7日、このプロトタイプはギネス世界記録の公式認定員の立会いのもと、もう一度飛び立ちました。

達成された記録は高度800フィート・平均速度80ノットで30海里を飛び、ギネス世界記録を達成しました。この歴史的な記録は、今後の環境保全への貢献が期待できる大きなマイルストーンとなるかもしれません。

Electric Helicopter record-breaking feat group photo

記録を達成したチームは、これで立ち止まるつもりはないのだとか。ウェブ機長はニュース記事で「もっと遠くへ飛べたか?答えは”もちろん"です」と答え、2019年にも現記録を大幅に塗り替える予定である事を明かしました。

プロトタイプはさらなる改良を加え、いずれはFAAの認可を取得し、2020年にも一般の手に入るようにしたいと考えているそうです。