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ヘッドスピンしながら、ショートメッセージを打つ男!?|ギネス世界記録の日【映像】

By guinnessworldrecordnews
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ヘッドスピンとタイピングの合わせ技で世界一に

ドイツのベネディクト・モルトシュタインはギネス世界記録の日を祝うため、2015年11月9日、自身が以前打ち立てたある記録を破ることに成功しました。その種目名は、「ブレイクダンスのヘッドスピンをしながら、携帯電話にテキストメッセージを打ち込む最短時間 (Fastest time to type a text message (SMS) on a mobile phone while performing head spins (breakdance)」というもの。



ギネス世界記録のこの種目のガイドラインには、SMSメッセージとしてスペースを含め最低38文字打ち込むこと、その内容は良く知られている格言を打ち込むということが定められています。ベネディクトはドイツの諺“Ein blindes Huhn findet auch ein Korn.”とタイプすることに決め、チャレンジスタート。




38文字にこめた思い

めまいがするほどの速さで周り続けてメッセージを打ち込むこと数秒。無事38文字タイプして56.65秒という驚異的な数字を打ち出しました。ちなみに、彼が打ち込んだドイツ語の諺を訳すと、「目の見えない鶏でも、穀粒を見つけることがある」で、日本でいう「犬も歩けば棒に当たる」と同じような意味。目の見えない鶏はヘッドスピンで回る自分自身、穀粒はタイプした文字を暗に意味していたとすれば、なんだか奥深いですね。



この挑戦はドイツのバイエルン州、フライジング市で行われました。彼が56.65秒の間、挑戦したヘッドスピンは、頭だけで体を支えて縦軸にバランスを取りながら回転するという難解な技。しかも、回転フォームをサポートしてくれる人はおらず、自分の力だけで回り続けなければならなかったのです。さらにヘッドスピンの最中に床にタッチしていい部位は、頭と手のみに限られていました。それだけでも驚異的ですよね。




ブレイクダンス界の超人のチャレンジは続く

今回のSMSタイプ速度は、自身が2013年5月17日にドイツ、ミュンヘンで“Tag des Glücks – Die SKL-Millionen-Show”とタイプした時よりも著しく速いものでした (ちなみにTag des Glücksは幸運の日という意味) 。ヘッドスピンの練習をしながら、タイピングの練習もしなければいけないので尋常じゃない大変さでしょうね。



ベネディクトは今回の種目以外にも、「エルボースピンの連続回数が最も多い記録 (Most consecutive elbow spins)・18回」「ブレイクダンスのフレアをしながら20m進む最も速い記録(The fastest 20 m performing breakdance flares)・35.17秒」のギネス世界記録保持者でもあります。



目が回らないよう注意!!華麗なる合わせ技の証人になろう


 
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我こそはというそこのあなた、ブレイクダンス界の超人の記録破りに挑戦しませんか?