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最も長い髪を持つティーネイジャーが12年伸ばし続けた髪を切る

By Jessica Dawes
発行済み

インドのニランシ・パテルさんは2018年以来、「最も長い髪の毛を持つティーンエイジャー|longest hair on a teenager」のギネス世界記録保持者でした。

認定時(16歳)の紙の長さは170.5 cmでした。そして去年の7月、彼女が18歳の誕生日を迎える間近には、200 cmまで伸びていました。結果、ギネス世界記録「歴代で最も長い髪の毛を持つティーンエイジャー|longest hair ever on a teenager」にも認定されました。

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6歳の時に美容師で嫌な経験をしたことをきっかけに髪を伸ばし始めたニランシさん。それを12年続けてきた彼女は、長い髪を「幸運のおまもり」と呼んでいました。

しかし10年以上髪を伸ばし続け、ギネス世界記録を達成したニランシさんは、ついに髪を切る決断をしたのです。

ニランシさんは「髪は私に多くを与えてくれました。おかげで現実に存在するラプンツェルと呼ばれるようになったり……。だから私が返す番です」と語りました。

切った髪をどうするかは相当悩んだ様子。オークションに出すか、ヘアドネーションをするか、博物館に寄附するかで迷ったそうです。お母さんに相談すると、ニランシさんのストーリーや記録的な髪の長さは人々にインスピレーションを与えるから、博物館で展示されるのがいいのではとアドバイスをしたそうです。代わりにお母さんは、自身の髪の毛を切ってチャリティーに寄附することに。

ニランシさんが最終決断をすると、髪を切る日はあっという間に訪れました。直前に気持ちを聞くと「わくわくしていますが緊張もしています。新しいヘアスタイルでどう見えるのかが分からないから。やってみるしかないですが、いい感じになるといいなと思っています」と答えました。

ハサミが入る前に、ニランシさんは髪の毛にキスをしてお別れをし、指を交差させて成功を祈りました。ニランシさんにとってこのヘアカットは緊張する場面でもあったし、自分を象徴する一部だったものとお別れするエモーショナルな場面でもありました。

大部分のカットはほんの数分で完了。そこから新たなスタイルに向けてカットが行われました。

カットが終わると、目隠しをされ鏡まで連れていかれるニランシさん。ショートカットになった鏡越しの自分に、ニランシさんは感激しました。

「美しい、すごい!小さなプリンセスみたい!」

歓喜のリアクションをするニランシさんの隣で、お母さんは長い髪に名残惜しさを感じていました。

毎週時間をかけてニランシさんの髪を洗って乾かしてとかしてきて、ギネス世界記録挑戦も提案したお母さんにとって、不思議な感覚だったのでしょう。

しかし新しいルックスに慣れてきたお母さんは、新しいヘアスタイルが似合っていると語りました。

新しいヘアスタイル、気に入っています。そして切った髪を博物館に送ることを誇りに思っています。髪を見てインスピレーションを受ける人がいてくれたらいいなと思います。私は本当に、本当に嬉しいです。今日から新しい1日が始まります。また新たな記録にも挑戦できたらと思っています。

カットした髪の重さは、合計266 g。それらは Ripley's に寄附されました。

インドからアメリカに輸送されたら、まずはハリウッドにある「Ripley’s Believe it or Not! Hollywood」で展示され、その後は同じくハリウッドの「Guinness World Records Museum」で移転される予定です。 

ニランシさんも、展示される日を楽しみにしているそうですよ!