アメリカ、テキサス州にある『タイガー・クリーク・アニマル・サンクチュアリー』に住むトラのベンガーリちゃんが、ギネス世界記録「存命中の最高齢の飼育されたトラ|oldest living tiger in captivity」に認定されました。
ベンガーリちゃんの記録認定時の年齢は、なんと25歳319日です。
2000年にこの動物園に来たベンガーリちゃん。初めはシャイで来園者から隠れることも多かったと言いますが、慣れていくうちに自身のエリアでくつろいだり、来園者と接することもできるようになったそうです。飼育員が来ると喜んで、いつも何か訴えるかのように声を出すのだとか。
ベンガーリちゃんは1日に数回食事をし、その他の時間は水に入って体を洗ったり、日陰を見つけて長いお昼寝をしたりしているそう。
特に好きな食べ物は血でできたアイスキャンディー!
飼育員の中で特に思い出に残っているのが、ベンガーリちゃんの21歳の誕生日。お祝いに消毒済みのケグをあげたら、ベンガーリちゃんはそれに飛びついて、その上に1日中乗っかっていたそうです。
ギネス世界記録に認定され、タイガー・クリークのスタッフは誇りに思っていると言います。
タイガー・クリーク・アニマル・サンクチュアリーは、絶滅危惧種を飼育し続ける重要性を強調します。なぜなら、野生での個体を増やし、保全状況を改善するための重要な過程だと考えているからです。
「1匹の動物を救うことは、その種の生存チャンスを1つ増やすことです。そして全ての命は私たち、この地球、そして未来への贈り物なのです」
ベンガーリちゃんは2021年8月31日に26歳の誕生日を迎える予定。最高齢記録が伸び続けることを期待しています!