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大規模な合同結婚式で4,286人のインド人が究極の誓いを立てて記録を達成

By Sanj Atwal
発行済み

インドのラージャスターン州バーランで行われた大規模な合同結婚式で、2,143組のカップルが結婚の誓いを交わし、「12時間で結婚したカップルの最多人数|Most couples married in 12 hours」を達成しました。

このイベントでは、2013年にイエメンの963組のカップルが樹立した、「24時間で結婚したカップルの最多人数|Most couples married in 24 hours」という記録も更新しました。

イベントでは、ヒンドゥー教徒とイスラム教徒の両方の結婚式が執り行われました。

この結婚式は、「社会的な弱者層に奉仕する」ことを使命とする登録団体である、シュリ・マハヴィール・ゴーシャラ・カリヤン・サンスターンによって企画されました。彼らの目標は、恵まれない一般市民の結婚を支援することです。

ギネス世界記録を打ち立てるカップルたちは、5月26日の朝、バーラン市郊外の会場に集まり始めました。わずか6時間も経たないうちに、全てのカップルが結婚式を挙げることができました。

式は、新郎新婦それぞれが黄色、ピンク、赤の花を紐で束ねて作られたガーランド(花冠)を交換するところから始まりました。

また、各カップルはラージャスタン州のアショク・ゲーロット首相や内閣大臣のプラモド・ジャイン・バーヤなど、州の指導者たちから祝福を受けました。

それぞれのカップルがお互いにガーランドを交換した後、彼らはマンダップエリアに案内され、そこで正式に結婚式を挙げました。マンダップは、インドの結婚式の祭壇として使われる神聖な柱のある建造物です。

そこでカップルたちは、聖なる火の周りを7回回る「サプタパディ」と呼ばれる儀式を行いました。これはヒンドゥー教の結婚式の中でも最も重要な儀式とされています

各カップルの結婚は、それぞれのコミュニティの有資格な聖職者または役人によって執り行われました。ヒンドゥー教の神官はガヤトリ・パリヴァールから派遣され、一方、ムスリムのクアージは近隣地域から招かれました。

儀式が完了すると、現場にいた政府職員が各カップルに結婚証明書を交付しました。

各カップルには、花嫁のための宝石類、ベッドと寝具のセット、キッチン用品、テレビ、冷蔵庫、クーラー、調理器具など、さまざまな贈り物が贈られました。

新婚カップルだけでなく、出席していた数千人のゲストにも食事が提供されました。

ほとんどのカップルはラージャスターン州のバーラン地区出身で、この地区は主に農業が中心であり、インド政府の主要なシンクタンクであるニティ・アヨーグによって「後進地区」として指定されています。つまり、教育、社会的流動性、経済発展に関してさまざまな課題に直面しています。

経済的な制約があるため、この地域の女性にとって結婚は大きな困難を伴います。

2002年の設立以来、シュリ・マハヴィール・ゴーシャラ・カリヤン・サンスターン信託は、恵まれない女性たちの結婚を支援してきました。彼らはこの世界記録が、他の人々にインド内外の同様の崇高な目的への貢献を促すことを期待しています。

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