広島県福山市が、町おこしニッポンを活用して行ったギネス世界記録挑戦「同時にブーケを贈り受け取った最多ペア数」

結果

記録:
539組
効果:
「100万本のばらのまち」の意味を市民に浸透させ、郷土愛を育むことができた

概要

広島県福山市は1945年8月8日の大空襲で市街地の約8割が焼失した歴史がある市です。戦後、人々の心の安らぎを取り戻すために、1956年に現在のばら公園に1000本のばらの苗が植えられました。そのことに由来して、福山市は「100万本のばらのまち」を目指し、長年にわたり活動を行ってきました。

そこで「100万本のばらがある街」としてギネス世界記録への登録を希望していましたが、それでは基準を満たすことができないため認められず、困る事態に直面していました。

ストーリー

ギネスワールドレコーズジャパンのコンサルティングチームは「”ブーケを贈る”ということを軸とした記録挑戦」を提案し、記録タイトル「同時にブーケを贈り受け取った最多ペア数」を行うことに決定。

挑戦者は、挑戦日を5月21日の「ばらの日」に決めて、普段なかなか口に出せない感謝の想いをばらやメッセージカードに託してばらの花束を500人以上で同時に贈るという想定をこの挑戦に向けて設定しました。

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すると、そこに集まってきたのは、539組にものぼるペア。参加者たちの間で交わされたのは、「愛しています」「ありがとう」「これからもよろしく」といった心温まる言葉の数々でした。

ギネス世界記録挑戦を通じて「ばらのまち」の意味を伝え、100周年を祝い、市民の記憶に残る日にすることは、結果、精神的に深い意義ある地域活性プロジェクトとすることができました。

— 福山市市制施行100周年記念事業推進委員会 担当者