クリスマスツリーに飾られた輝かしき電飾の最多数をユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪)が更新した。さて、その数とは、一体いくつだったのでしょうか?

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのクリスマスライトの電飾が、
今年また、ギネス世界記録に認定されることになりました。
その記録名は「人工クリスマスツリーに飾られた電飾の最多数」。
そしてその数は、約32万個にのぼり、前回の記録、約26万個を大きく上回る数字となったのでした。

1本の木に32万個のLEDライト

32万個もの電球(正確には、 328,042個)が飾られたクリスマスツリーというものは、
何のことだか、なかなか想像はつきづらいと思います。
これは、基本的に複数本の人工ツリーに対して飾り付けられた記録ではありません。
たった1本のツリーに対して電球が飾り付けられた数です。
ですから、その1本のツリーの輝きといったら、
まるで何万光年も先に届きそうなほどの眩さです。
もしかしたら夜空の果ての望遠鏡のファインダーから、
宇宙人カップルもこの星屑の木を見つめているかも? 
などと想像を掻き立てられます。その色合いも、
シルバー、青、緑、ピンク、オレンジと色とりどりで、
きっと観る人たちをクリスマス気分に浸らせるに違いない配色です。
2012年のクリスマスイブの日に、
この宇宙の、どれだけの恋人たちや家族が、
このクリスマスツリーを瞳に写してとろけるのでしょうか。
ちなみに、この99%を超える電球はエコロジカルなLEDライトですから、
どうぞご安心下さい。

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ライトの数の認定法

このクリスマスツリーの認定作業は、
私たち、ギネスワールドレコーズの記録管理部と
第三者機関である電気専門業者によって行われました。
その作業は技術的かつ根気を要するもので、
公式認定員ふたりと専門家がかかりきりで3時間以上もの測定時間をかけたとの報告。
記録を測定した公式認定員は、
「実際に設置された電球の数と、それぞれの電圧を何度も試しながら正確な数を出しました」
とその測定方法の基礎を教えてくれました。
いくら前回の記録保持者の再挑戦であっても、
厳正なる認定には手を抜かない。
これは記録の番人である私たち記録管理部としては当然のことなのです。
こうして認定された世界一の夜景、この木を見られる来訪者は、
瞳も心も満天のクリスマスライトに彩られるのではないでしょうか。
少し早くはありますが、メリークリスマス!

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