Longest relay of people feeding each other|リレー形式で食べさせ合った最多人数

「Longest relay of people feeding each other(リレー形式で食べさせ合った最多人数)」。少々長いタイトルのこのチャレンジは、単純明快な内容とあいまって、ギネス世界記録の中でも人気のチャレンジとなっています。当初200人台だった記録は、挑戦者が続々と現れる中その人数を伸ばし、ついには今回700人を超える記録が生まれました。


単純ながら厳しいルールにハラハラ

2015年11月8日(日)、雨模様の中、徳島県鳴門市・鳴門ウチノ海総合公園に多くの参加者が集まり、鳴門市特産の「なると金時」を用いた「芋棒」で食べさせあいリレーの最多人数チャレンジが行われました。

このチャレンジでは、参加者が手に持った食材を、次々と隣の人に食べさせていきます。挑戦方法がとても簡単で、誰もが楽しめるのが特徴ですが、その分、世界記録として認定されるにはかなり厳格なルールが適用されます。次の人に食べさせる際に食材をこぼしたり、列が途中で乱れたりするとその時点で失敗となり、やり直しは3度までです。

このようなリレー形式で何百人も繋がると、参加者は自分のところでミスをすると全てが水の泡になってしまうという緊張感に包まれ、おのずと表情も真剣になります。果たして、今回の記録挑戦においても、1回目は350番目、2回目は153番目で失敗となってしまいました。ようやく3回目で703人がリレーを成功させ、新たなギネス世界記録が生まれると、会場は安堵と喜びの声に包まれました。 


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渦潮の街で生まれた黄金の「なると金時」

徳島県鳴門市は、言わずと知れた四国の玄関口で、鳴門海峡の渦潮はあまりにも有名です。その鳴門海峡に近い砂地で栽培される「なると金時(きんとき)」は、その名の通り中身が鮮やかな黄金色で、栗のようにホクホクとした食感と、高めの糖度を持つさつまいもブランドとして特産品となっています。

今回のチャレンジは、市を挙げての「なると金時」PR並びに、また大鳴門橋開通30周年記念事業の一環として地域活性化や町おこしを意図して取り組まれたもので、泉理彦市長自らが700人を超える参加者の先頭に立ちリレーが開始されました。また、世界記録の達成を受けて、鳴門市役所庁舎には記録達成の大横断幕が掲げられました。 


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食べさせリレーチャレンジ人気の秘密

このチャレンジには、使用する食材に制限はありません。その為もあってか、都心でポッキーを次々とくわえていくイベントに始まり、長良川自慢の天然鮎を食べさせあったり、はたまたアイドルとファンの交流イベントとしてお菓子を食べさせあったりと、過去にも緊張と笑いに包まれる、とてもアットホームな挑戦が繰り広げられてきました。

2015年4月26日
人数:628人
記録保持者:(株)岩崎食品(長崎県)
食材:角煮まんじゅう

2014年11月8日
人数:555人
記録保持者:JA壱岐市(長崎県)
食材:壱岐牛

2014年10月11日
人数:459人
記録保持者:長良川鮎プロジェクト委員会(岐阜県)
食材:長良川の鮎

2014年8月23日
人数:346人
記録保持者:°C-ute & ファン(東京都)
食材:お菓子

2014年3月23日
人数:252人
記録保持者:Glico Group(東京都)
食材:グリコポッキー・プリッツ・他


地元の名産品などに舌鼓を打ちながら町おこしを行い、参加型イベントとして各地で盛り上がりを見せるこのチャレンジは、単純明快で、成功しても失敗しても、参加者に一体感と笑顔をもたらすこと請け合いです。地域活性、町おこしの行事としてもいいかもしれません。かなり人数が伸びて、大掛かりな記録となってきてはいますが、この記事をご覧になられた皆さんも、是非チャレンジしてみられてはいかがでしょうか。


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  • 記録名:Longest relay of people feeding each other
  • 記録:703人
  • 記録保持者:Naruto City (Japan)
  • 挑戦日:2015年11月8日
  • 挑戦のタイプ:リレー形式で複数人数で挑戦する記録


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