ケーキの長さで世界一に!!

2015年10月1日、新しいギネス世界記録が誕生しました。

今回生まれた記録名は、「最も長いケーキ(Longest Cake Roll) 」。

そしてこの記録に挑戦したのは、野田市にある通信制高校「あずさ第一高校」とその連携校である「専門学校野田鎌田学園」と「野田鎌田学園杉並高等専修学校」でした。

実はこの記録挑戦は、彼らにとっては非常に重要な意味を持つものでした。それは、かつて彼ら自身が挑戦をし、世界一の栄誉を手にしながらも、他の挑戦者に記録を塗り替えられてしまっていた記録だったからです。

元々、貝印という会社が主催する形で行なわれた挑戦において、2013年4月に彼らが成し遂げた記録は、「130.68メートル」というものでした。しかし、この記録が更新されることになります。更新したのは台湾の台北にあるシャングリラズ・ファー・イースタン・プラザ・ホテル。2015年5月7日に行なわれた挑戦では、「268.69メートル」という記録をマークしたのでした。 


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返り咲くことになった最も長いケーキの王者


こうして大幅に差を付けられてしまった彼らでしたが、あずさ第一高校の創立10周年を記念に際して、今度は自らの主催という形で再び立ち上がることになり、今回の挑戦となったわけです。

今回の挑戦を通じて、320名におよぶ生徒は4日間33時間もの時間を費やして、ケーキづくりに取り組んのでした。その結果、彼らが打ち立てたのは、「325.23メートル」という驚異的な長さのケーキだったのです。

こうしてギネス世界記録に認定されることになったのですが、実際のところ、ここにはさらなる舞台裏がありました。なんと、彼らがつくったのは実はもっと長いケーキ、1.2キロメートルにも及ぶケーキだったのです。ところが、公式認定員が確認したところ、数箇所において分断されている箇所が見つかったため、最も長い箇所のみが測定されることになったのです。それが前述の数字です。

4日間もかけてつくったケーキですから、結果を聞くに至るまでは、参加した生徒たちは、みな、かなりの緊張した状態にあったはずです。

「失敗しいらどうしよう?」と。 それでも、十二分の長さを持つケーキは、見事に世界一と認定され、生徒たちは2度目のギネス世界記録に認定されることになったのでした。
世界記録への認定、おめでとうございました!!



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