Most people on a single pair of skis Finland

今回は、ギネスワールドレコーズが、最近、受け取った素晴らしい映像を紹介したいと思います。暑い夏到来に向けて、北国フィンランドからの涼しい記録映像が届いたのです。

この映像がフィーチャーする記録は、

Most people on a single pair of skis( ペアのスキーに乗った最多人数 です。

長さ約140m(460フィート)のスキー板に乗る人々のその数は、130人

しっかりと足首を板に固定しながら、雪原のうえを闊歩するように、勇ましく前へと進んでいく彼らは、 フィンランドのエネルギー企業St1の従業員たちです。

イベントは、ラハティ展示センターの外にある駐車場で開催されました。 なんといっても大変なのは、170m(558フィート)のトラック会場の準備です。

こういう特殊な場、機会の準備は、 挑戦側にとっても極めて、難しいものであるということは、言うまでもありません。

Most people on a single pair of skis Finland aerial view

同イベントは、S1が従業員のためのサプライズ・イベントとして企画したものでした。 イベントの狙いは、チームワークや協調性、協力する感性を刺激して、 強化するということにありました。

Most people on a single pair of skis Finland finish line 

この記録挑戦のルールの中でも肝となったのは、「一度、スキーを履いたら 外さずに、最低でも120 mを進まなければならない」というものです。

金属製のプランクに130人ものの人々が足をつけて、120 m も足を外すことができないというのは、考えてみただけでも、簡単なことではないということが分かりますよね。

もしいづれの参加者でも、スキー板から落ちたり、離れたりしたら、彼らの挑戦は、無効になってしまいます。しかし幸運なことに、全St1従業員は、この難しい挑戦を見事にやり遂げることになったのです。

ちなみに、以前、同記録の記録保持者は、ノルウェーの GjøvikにあるMadshus で、その記録は130 m(426.5 ft) の長さのスキーで446 m (1,463 ft)を闊歩したというものでした。

これをみて、「あれっ」って思った人も多かったのではないかと思います。 何故なら、移動した距離は、前記録保持者のほうがずっと長かったからです。
そう、この記録、よくみてもらうとわかるのですが、

"Most people" + "on a single pair of skis"

なので「最多人数」の人々が、「同一のスキー」に乗っていることが大切なポイントとなるわけです。

比較してみますと、以下の通りです。

「120人」が「130mの長さのスキー板」で「446m」を移動する。

「130人」が「140mの長さのスキー板」で「170m」を移動する。

ここで、記録基準が着目するのは、「何人で?」ということと、「最低基準の120mを移動できるか?」ということになるわけですね。

この記録、どなたか挑戦したいというチーム、企業、組織、団体がおりましたら、ぜひ挑戦、考えてみてくださいね。まだ、次の冬まで、作戦&計画はいくらでも立てられるはずですから。

  

記録】

記録名: Most people on a single pair of skis | ペアのスキーに乗った最多人数

記録達成:2016年2月11日

記録数:130人

記録保持者: St1( Finland )

[ 編集部 スズ ]