人間らしからぬ動きを披露

イタリアからのニュースです。同国で放映されている人気テレビ番組『Lo Show Dei Record』で今週行われた7つの挑戦の中からショッキングかつ最も驚かせてくれたすごいチャレンジを紹介します。

今回のエピソードは写真を見てもわかるように、人間離れした肉体を使った記録です。挑戦者はプロ曲芸師のレイラニ・フランコ。曲芸師とは、サーカスで体を自由に曲げてお客さんに披露する職業のことをいいます。そんな彼女が挑戦したタイトルは「1分間で胸だけを床につけたまま全身を回転させる最多の記録(Most full body revolutions maintaining a chest stand in one minute)」

胸を床につけて背中をアーチ型にし、それから足を顔の前に置いた状態で、胸を軸に足だけを360度回転させるという、まさに体の柔軟性が求められる記録になります。まずはそのスゴさを動画でご覧ください。
 

自身の過去の記録を抜き、1分間で29回転を達成

この記録では合計29回転し、過去に自身が保持していた25回という記録を更新したかたちになります。

3歳からバレエを学んで19歳の時にサーカスに入団して以来、非常に柔軟な回転ワザを歴々と披露し、すでにギネス世界記録でいくつか記録を残してきました。

最初の挑戦は2012年にさかのぼり、イギリスで放映されている「ブリテンズ・ゴット・タレント」という公開オーデション番組に出場して、このときは準決勝までのぼりつめました。彼女のこのユニークなスキルは聴衆をわかせ、審査員だった音楽プロデューサーのサイモン・コーウェルをも感動させたというエピソードも。
 
当時、サイモンは「僕の人生でこれほどのワザは見たことはないよ」と語ったそうです。
 
Leilani Franco pouring tea 

子どもの頃から『ギネス世界記録』を読んで育った

レイラニが誇るもうひとつのギネス世界記録は「回転しながら20mを移動する最速記録(Fastest time to travel 20 m in a contortion roll)」で、17.47秒を保持してます。この記録は書籍『ギネス世界記録2014』に掲載され話題を集めました。
 
当時のインタビューでは、ギネス世界記録達成について「私は毎年クリスマスになると両親からギネス世界記録の本をプレゼントされて、いわばそれを読んで育ってきました。最も面白い本だと思ってます。そんなギネス世界記録に私が認定されるなんて不思議な気分よ」と語っています。
 


★目が回りそうな「回転系の記録」! 体を「回転」させるギネス世界記録を検索してみた

今回のレイラニが挑戦したような回転系の記録を探す場合、検索窓で“revolution”と検索してみてください。現時点でノイズ含めて32件ヒットします。
アメリカ人のGregory Sean Dillonがこの記録を保持しています。腰が疲れないのでしょうか!?
キーキングとはエストニア発祥のブランコに似た乗りものに乗って行うスポーツのこと。現在の保持者はドイツ人のManuel Heisterです。

いずれも想像するだけで回転酔いしてしまいそうな記録ですが、三半規管が強くて回転系のスポーツに抵抗がない方は、ぜひギネス世界記録への挑戦お待ちしています。
 
Leilani Franco certificate presentation