ほとんどの日本人は聞いたことがないと思いますが、「クチン」というのはマレー語で「猫」のことを意味する言葉です。そしてその名を冠した行政市があります。そう、クチン市です。ここ、クチン市がギネス世界記録に挑戦することになったのです。その挑戦とは、もちろん同市の象徴である「猫」への強い愛情を強く感じさせるものでした。2017年にクチン市(マレーシア)で開催されたASEAN映画祭の主催者がこのグッドアイディアをひらめいたのです。そうです、ゲストに「猫のコスプレをした人の最大の集まり|Largest gathering of people dressed as cats」に参加してもらうことを思いついたのでした。

Largest gathering of people dressed as cats makeup

世界記録達成に必要な人数(標準記録といいます)は250人でした。参加者へ義務づけられるガイドラインは、想像よりはずっと難易度が高いものです。ヒゲ、耳、尻尾など全身に猫の衣装をまとうことが求められるからです。しかしイベント当日、そこには440名もの人が猫の正装で集まってきたではありませんか。そして、ニャンと大成功となったのでした。 

Largest gathering of people dressed as cats group

今回、同挑戦に立ち会った、ギネス・ワールド・レコーズの公式認定員Hoda Khachabは、今回の記録達成を証明する公式認定証を主催者に手渡しながら、次のようなコメントを残しました。 

「こどもたちはギネス世界記録挑戦に参加したことに大興奮で、凄まじい盛り上がりをみせていました」(Hoda)

参加者の多くは学校に通うこどもたちです。「猫の格好をみんなでできる!」というだけでも楽しいのに、世界一に挑戦できる!」となれば、その気持ちの高まりは相当なものになることは少し考えてみてもわかります。さぞや嬉しかったのでしょう。

Largest gathering of people dressed as cats counting

「クチン市」、ここは数多くの猫の像や博物館が存在し、人気のペットを愛してやまない人々が集うマレーシアの都市、キャットタウンです。ここに、「猫」を冠したギネス世界記録、世界一の称号が加わったことになったわけです。ギネス世界記録への認定、おめでとうございます! 

[編集部]