イギリスのイラストレーター、リビ・ゴスリングさんと、チャリティー「YoungMinds」が、『ギネス世界記録の日』に合わせて「最も大きなUV ブラックライト絵画｜Largest UV blacklight painting」に挑戦。その絵画には、若者のメンタルヘルスに焦点を当てるメッセージがありました。
リビさんと若い活動家たち、「YoungMinds」のスタッフは10時間かけてこの巨大な絵画の製作にとりかかり、使用したペンキの量はなんと80 L！完成後ブラックライトを照らすと、絵画の全貌が始めて明かされました。
診断可能なメンタルヘルス状態を持つ生徒がイギリスの学校にある全ての教室に平均3人いると言われています。リビさんとチャリティーは、その実態をより多くの人に知ってもらおうという想いが込められています。
絵画のデザインは、自らもメンタルヘルスに悩んだ経験のある「YoungMinds」の活動家とのワークショップを経て決定。
木のように、メンタルヘルスは大切に育てて守ってあげなければいけません。それを今回表現したかったのです。私が作ったアートが400m² 以上に広がった様子はまるで夢のようでした。 ー リビ・ゴスリング
「今回の経験はとてもポジティブなものでした。YoungMindsとともにギネス世界記録に認定されたことはとても嬉しいことです。」
世界中で記録挑戦が行われる『ギネス世界記録の日』にあわせたこの記録挑戦で、YoungMindsは若者のメンタルヘルスに対する支援が少ないことを訴えました。
「メンタルヘルス専門家によるサポートを受けるのは、現状非常に困難なのです。その事実にスポットライトを当てたいのです。そして記録挑戦を通して、若い人たちに"あなたは一人じゃない"というメッセージを送りたかったのです」と、YoungMindsの最高責任者エマ・トーマスさんは語りました。
ギネス世界記録の編集長クレイグ・グレンディは、記録認定について「ギネス世界記録の日にYoungMindsとパートナーを組んだ理由は、若い人たちに自信を持ってもらう手助けをするという彼らの目的が、私たちの目的と共鳴していたからです。私たちも、子どもたちにベストを尽くしてもらいたいし、困難を乗り越え、自分を好きになってもらいたいと考えています。このUV絵画が、苦しんでいる若者が助けを求めようと思うきっかけになったり、メンタルヘルスに対するさらなる支援を求めるYoungMindsの力になることを心から願います」と語りました。
YoungMindsの活動の詳細や嘆願書などについてはYoungMindsのウェブサイト（英語）で確認することができます。
ギネス世界記録の日で世界中で行われている記録挑戦をチェックする場合は、ハッシュタグ #GWRDay で検索してください。
