電気自動車NIO ES8が、チベットの高度5,715 mにある氷河に到達し、ギネス世界記録タイトル「電気自動車が到達した最高高度｜Highest altitude achieved in an electric car」に認定されました。
従来のガソリン車やディーゼル車と同じように使える事を目指し開発されたNIO。過酷な環境での走行を可能とする信頼性を試すために、この記録挑戦が行われました。
サポートチームも、走行ルート上にチャージポイントを設ける検討を行い、それを通じて電気自動車の普及を促進しようと考えました。
電気自動車がチベットのPurog Kangriに到達したのは今回が初めて。422 km2の氷河は世界で第3の大きさを誇ると言われており、平均高度は海抜6,600 mです。
ちなみに「自動車が到達した最高高度」のギネス世界記録は6,688 m。2007年にチリの火山、オホス・デル・サラードをヒルクライムした時に達成された記録です。そこで使用されたのはスズキ・サムライ。空気が薄い高度を走行中でも適切な燃焼が行われるような改造が施されました。
しかしNIO ES8は電気自動車のため、大気圧の変化にも影響がなく、今回の記録挑戦でも改造は行われなかったとか。
挑戦の代表者は「いつか将来、すべての電気自動車がチベットまで行けるようになる事を願っています。それは環境保全にも有益な結果をもたらします」と語りました。
