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先月、WHO(世界保健機構)とGlobal Citizen主催、レディー・ガガ(Lady Gaga)のキュレートの元に行われた「One World: Together at Home」を通じて、世界中のミュージシャンと音楽ファンが、それぞれの家の中でひとつとなりました。

コンサートにはアリシア・キーズやテイラー・スウィフトなど、数多くのアーティストが自宅から出演し、世界各国で新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、多くの人々に喜びを与え、一体感を作り上げました。そしてこの度、このコンサートが2つのギネス世界記録を達成した事を確認しました。

その記録は「リモート・ミュージック・フェスティバルでパフォーマンスをしたアーティストの最多数|most musical acts to perform at a remote music festival」および「リモート・ミュージック・フェスティバルにおいて集まった支援金の最高額|most money raised for charity by a remote music festival」です。

パンデミックの最前線で戦う医療従事者を称え、支援をするために開催された8時間のイベントでは、72人のアーティストがパフォーマンスまたはトークを行いました。中にはエルトン・ジョン、ビリー・アイリッシュ、テイラー・スウィフト、ジェニファー・ロペス、サム・スミスなど、ギネス世界記録保持者のアーティストも参加しました。

その他にも、ラン・ラン、ビヨンセ・ノウルズ・カーター、デヴィッド&ヴィクトリア・ベッカム夫妻、マルマ、オプラ・ウィンフリー、テドロス・アダノム・ゲブレイェソスWHO事務局長、ローラ・ブッシュ、ミシェル・オバマ元米大統領夫人、アントニオ・グテーレス国連事務総長など、数々のアーティスト、慈善家、高官なども出演しました。

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このイベントで、パートナー企業や慈善家から1億2,790万ドル(約138億円相当)の支援金を集める事ができ、国連財団および各地域の基金による「WHOのための新型コロナウイルス感染症連帯対応基金」に寄付されました。

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書籍「ギネス世界記録」の編集長、クレイグ・グレンディは、2つのギネス世界記録達成について次のようにコメントしました。「One World: Together At Homeは、この非常事態に立ち向かうための画期的な動きだったと感じています。音楽の力は、人々をつなげ、厳しい時代を乗り越える手助けをしてくれる事を鮮明に見せてくれました。「私もあの場所にいた」と言える歴史的なイベントが、ギネス世界記録にも登録された事を伝えられるのはとても光栄です。このイベントに関わったすべての人に、感謝とともに、お祝い申し上げます」

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公式認定証を受け取ったGlobal Citizenの共同創業者およびCEOヒュー・エヴァンス氏は、次のようにコメントしました。

「Global Citizensは世界中で自身を危険にさらしながらも人々を救う医療従事者たちに感謝をします。個々人それぞれに行動を起こすように促し、世界のリーダーや慈善家、企業に、COVID-19を食い止める対応をより強化するよう訴えた「One World: Together at Home」のミッションとビジョンを祝福してくれたギネス世界記録に感謝を申し上げます。集められた1億2,790万ドルの支援金は、すでに人々の命を救うサポートに活用されています。また、将来に起こりえるパンデミックを未然に防ぐために必要不可欠な取り組みも継続して行う所存です」

WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長は「WHOは、Global Citizenと行った歴史的な共同主催で開催されたコンサート「One World: Together at Home」がギネス世界記録に認定された事を心から誇りに思います。この記録は何よりも、連帯を示す世界規模のショーを行うという形で、レディー・ガガを含む国際的なアーティストたち、慈善家、企業、そして人道主義者たちによる、人々が新型コロナウイルスを乗り越えるためにサポートする事への決意を現わしています」とコメントしました。