イギリスのマーコ・ジョージさんが、ギネス世界記録「ヘッドスタンド／ハンドスタンドで乗ったバイクの最高速度｜fastest speed on a motorcycle while performing a headstand / handstand」を更新しました。記録した速度は、なんと122.59 km/h！
マーコさんは2014年からプロスタントライダーとして活動していて、イギリスのテレビ局「チャンネル4」や、ITVの番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」のオープニングでスタントダブルを務めています。
そんな彼がギネス世界記録への挑戦を意識したのは2017年。スタントの競技に、ハンドスタンドを取り入れたいと考えたそうです。移動中にヘッドスタンドをすることに慣れてくると、自身の力とスキルを試すために、ヘッドスタンドでのスピード記録に挑戦しようと考えたのです。そして練習を開始してから記録挑戦ができるまで、3年の期間を要したそうです。
練習期間中、マーコさんは地上での速度記録のサポートをする団体「Straightliners」の存在を知り、挑戦の実現性がより高くなりました。
Straightlinersとの7か月の準備期間で、速度を出したときに上昇する空気抵抗に耐え、ヘッドスタンドを維持できるように、特化したコアトレーニングを行いました。
スタントライディングは体を酷使するスポーツなので、マーコさんによると、常に体の1か所以上に痛みがあるそうです。
マーコさんは今後も違う記録に挑戦したいと考えています。また、今回達成したスピード記録に挑戦する人が出てきたら、対戦して、より速いスピードが出せるか試してみたいと言っています。
小さいころから書籍『ギネス世界記録』を買い、スピードや力業にまつわる記録を読んでいたというマーコさんは「この本を手にした全ての子どもたち、そしてほとんどの大人たちは、より共感する記録を見つけて、自分がそこに掲載されるのを想像したことがあるはずです。私も本に掲載されれば、永遠の思い出となるでしょう」と語りました。
