

ジャガーE-PACEによるバレルロール世界記録から3ヶ月弱が経過しました。そして、テリー・グラントがF-PACEを駆って成し遂げたループ・ザ・ループスタントから2年が経ちました。しかしこの自動車メーカー、ジャガーは世界への挑戦を続けます。そして、さらなるギネス世界記録を打ち立てたのです。
今回、ジャガー・ランドローバーが、前オリンピックスキーヤーの協力を得て達成したのは「 スキーが牽引された最速記録|Fastest towed speed on skis 」。
白羽の矢が立ったのは、過去にスキー自己最速記録として195km/hを樹立したイギリスのグラハム・ベルです。
ジャガーランドローバー欧州エンジニアリングオペレーションズマネジャーのフィリップ・タルボイズ(英)がハンドルを握るXFスポーツブレイクに引かれたグラハムが、記録達成するのに必要な速度は平均112.65km/h。
このような高速度域の実現は、力量やスキルが求められると同時に、かなりの危険をはらんでいます。
112.65km/hを破り、189.07km/hでギネス世界記録達成
それを跳ね除け、この向こう見ずなスキーヤーが今回公式の挑戦で叩き出したのは189.07km/hという前人未到の記録でした。
ギネスワールドレコーズの公式認定員 アンナ・オルフォードが記録に立会い、「スピードトラップ」(コースのスタートとフィニッシュ地点に設置された電気的な計測器)を用いた計測が行われたことを確認しました。
更に、ジャガーXF・ビークル・ラインのディレクターのニック・コリンズは次のように語ります。
「 XFスポーツブレイクは、サルーンに進化した全輪駆動(AWD)技術、そしてアルミインテンシブ構造を採用し、複数の賞を獲得しました。
素晴らしいハンドリング、強力なトラクション、そして抜きん出た高速安定性を持つこの車は、今回の記録挑戦にベストな選択だったと言えるでしょう。」
今回の記録挑戦は、スエーデン・アリエプローグにあるジャガー・ランドローバーのレビ・テストセンターにおいて、マイナス28度という極寒の中行われました。