2016年リオオリンピックは無事に幕を閉じました。今回のオリンピックではこれまで保持されていた数多の記録が破られて、いくつもの感動が生まれています。
 
本エントリーでは、素晴らしい功績を残した数あるトップ選手たちの中から、女子でギネス世界記録に認定された選手に焦点を当て紹介したいと思います。
 

1. 女子4kmチームパシュート最速記録―自転車トラック種目 | Fastest women's 4-km team pursuit – track cycling

 
ケイティ・アーチボルド、ローラ・トロット、エリノア・バーガー、ジョアンナ・ロウセルから構成されるイギリス自転車トラックチームは、団体追い抜き競技である4kmチームパシュートで4分10.23秒をたたき出し、オーストリアが保持していた4分13.260秒の記録を打ち負かしました。 

次回のラウンドでギネス世界記録が更新されるのか乞うご期待です。
 
 

2. 100メートルバタフライの最速記録(女子)|Fastest swim long course 100 metres butterfly (female)

22歳のスウェーデン競泳選手サラ・ショーストレムは、100メートルバタフライで55.48秒を出し、2015年の世界水泳ロシアカザン大会で出した55.64秒の自己最高記録を更新しました。
 
ショーストレムはオリンピック競泳でスウェーデン女子としては初の金メダリストになります。
 
 

3. オリンピック飛込種目で最多数のメダルを獲得した女子 | Most medals won at the Olympics for diving (female)

 
 
 
呉選手の7個のメダルのうち、金メダルが5個、銀メダルが1個、銅メダルが1個で、今年30歳の彼女は、「飛込種目でオリンピック金メダルを獲得した最年長選手(Oldest person to win an Olympic gold medal for diving)」というギネス世界記録に認定されました。
 
このほか、4連覇していることもあり、アメリカ人バスケットボール選手リサ・レスリーとタイ記録で、「オリンピックで金メダル獲得の最多連続チーム記録(Most consecutive gold medals in a team Olympic event (female))」に認定されていています。
 

4. 体操選手でオリンピック最多連続出場選手(女子)|Most consecutive Olympic appearances by a gymnast (female)

女子体操選手でオリンピック最多連続出場を果たしているのは、ウズベキスタン人のオクサナ・チュソビチナ(Oksana Chusovitina)で、1992年のバルセロナオリンピックから今回2016年のリオオリンピックまで実に連続7回出場しています。
 
バルセロナ五輪でのデビューでは団体金メダルを獲得し、2008年北京五輪ではドイツ代表として跳馬で銀メダルを獲得し、今回のリオでも跳馬で出場して決勝7位に終わっています。
 

5. 自転車ロードレース種目で最年長メダリスト|Oldest Olympic road cycling gold medallist

アメリカ人ロードレース選手のクリスティン・アームストロング(1973年8月11日生まれ)は、リオオリンピックの自転車女子個人ロードタイムトライアルで見事に金メダルを獲得しました。信じられないことにメダルを手にした日は42歳365日で、もう少しで43歳になるところでした。
 
レース当日はあいにくの天気だったものの、29.7kmを44分26.42秒で疾走して北京五輪から3大会連続金メダルとなった彼女は、自転車種目史上初の女性3連覇となっています。


まとめ

以上、女子アスリートたちの活躍を取り上げてみました。

編集部として注目したのは、やはりアームストロング選手です。42歳365日という年齢でのオリンピック金メダルは、信じられない偉業です。そして、この方、実は沖縄の高校を卒業しているという学歴を持っています。また、名前から、同じく自転車選手のいランス・アームストロング選手を思い起こす人も少なくないと思うのですが、どうやら全く関係はないのだそうです。なかなか興味深いですね。

それにつけても、様々な女性たちの活躍には、目をみはるものがありますね。案外、注目していなかった選手たちが、実は世界記録をとっていたということを知ると、その映像を改めて観てみたくもなります。