自由の女神像

1886年10月28日の除幕以降、ニューヨーク湾を眺め続けてきた自由の女神像。「新世界」と呼ばれたアメリカに、20世紀初期にヨーロッパから移民してきた人たちにとって、この像は自由と民主主義の象徴として強い印象を持っていたのでしょう。しかしその設計や建設はニューヨークから大西洋を越えた先、フランスで行われたのです。

自由の女神像

記録タイトル:最も重い像|Heaviest statue

正式名称は世界を照らす自由(Liberty Enlightening the World)。アメリカ合衆国の独立を祝福するべく作られた自由の女神像は、フレデリク・バルトルディによって設計されました。1871年、バルトルディはアメリカを訪問し、作品を設置する場所を検討しました。彼が選んだのはベドロー島(現リバティ島)。バルトルディはその島を「アメリカへのゲートウェイ」と評しました。エッフェル塔の設計などで知られるギュスターブ・エッフェルの協力のもと、バルトルディが15年かけて自由の女神を作りあげると、それはアメリカへ運ばれました。

ちなみにこの像の当初の色は茶色。時が経つにつれ、銅でできた像の表面が酸化し、緑色になりました。色を元の状態に近づけるべく、アメリカ合衆国議会は1906年に再塗装を許可するものの、それに反対する抗議が殺到したため、再塗装の計画を撤回したこともあったのだとか。

Statue of Liberty
Statue of Liberty up close

世界を照らす自由

重さの合計27,156トン、アフリカゾウ4,000頭の重さを誇る自由の女神像は、「最も重い像|Heaviest statue」としてギネス世界記録に認定されています。原料は31トンの銅、125トンの鋼鉄、27,000トンのコンクリート。土台からたいまつまでの高さは46.05 m、地上からたいまつの先までの高さは92.99 mです。自由の女神像は、かつては軍事要塞だった場所にたっています。

知ってましたか?

  • 1986年、銅でできたたいまつには24Kの金でかぶせられた。
  • 冠にある7つの突起は、7つの大陸と7つの海を表している。
  • たいまつを持つ像の腕の長さは12.8 mである。
  • 像はアメリカ合衆国の独立記念日である「1776年7月4日」とローマ数字で刻印された銘板を持っている。
  • 冠にある25の窓からなる展望台は、地球にある25の宝石を表している。