彼が開発したロボットはなんと、ルービックキューブをたったの2.39秒で解くという信じられないスゴ技を聴衆に見せ付けたのです。今回の種目名、「ルービックキューブを最も速く解く記録(Fastest time to solve a Rubik’sv cube)」で見事ギネス世界記録タイトルに輝きました。
この異次元級ロボットは、デスクトップコンピューターでステッピングモーターを制御し駆動させるものでした。内蔵された2つのカメラでルービックキューブをスキャンし、機械的に解法を生み出したのち、6つのアーム(ルービックキューブ各面に1アーム)でキューブを回転させるという工程で成功を遂げたのです。まさに一瞬のできごとで、まばたきなんぞしていたら見逃してしまうのが、今回の記録なのです。
彼が今回のロボットを開発した理由は、自身でルービックキューブを解くとなるとあまりにも遅すぎるからとのこと。「人間がどんなに方法を駆使してもせいぜい60ターンが限界だ。一方、僕が作ったこのロボットはどんなキューブでも20ターン以下で解くことが可能なんだ。」と意気揚々に語ってくれました。
「好きこそものの上手なれ」という諺をそのまま体現したようなザック青年。凡人はルービックキューブを解くのでさえままならないのに、ロボットまで開発するというのはどれだけ高い知能指数を持ちえているのでしょう。今後の彼の成長が楽しみですね。
今後、ルービックキューブの本記録を超す超人はでてくるのでしょうか? ロボットVS人間のルービックキューブをかける挑戦、これからも目が離せませんね。