三和電気株式会社
市販の最小メタルコイル
結果
- 達成した記録
- 0.027㎜
- メディア露出
- 全国紙(毎日新聞社・読売新聞社)や、日刊工業新聞に掲載
概要
祖業である白熱電球用フィラメント市場がLEDの台頭により縮小する中、フィラメント技術の核となるコイル加工技術を新分野で活用できないかと、新しい用途開発に力を入れてきました。こうした特殊技術が注目されるきっかけづくりと、社員の技術・知的探求心の追求、次世代への技術継承のために「市販の最小メタルコイル」への挑戦を決めました。
ストーリー
創業当初からとても小さいフィラメントコイルを製造し、他企業では断られるお客様の要望にも応えてきたことから、「こんなに小さいメタルコイルを造っているのは世界的にみても自社だけなのでは」との思いから、この記録への挑戦を行いました。
その細さゆえに開発担当者も今までの比にならない難しさの中、試行錯誤の末に開発から約2年をかけ、髪の毛の3分の1ほどの細さの0.027㎜という小ささのコイルを造ることに成功しました。
開発発表会及び認定証授与式では、全国紙の毎日新聞社・読売新聞社、工業を専門としている日刊工業新聞社、品川区広報部隊である品川ケーブルテレビなど多数のメディアが取材に来て、盛大な会となりました。
認定後は、公式インスタグラムのリーチが増え、認定式から時間がたった今でも、取材や雑誌への掲載依頼があります。また、今まで取引のないお客様から世界最小コイルを活用した開発の引き合いが来るようになり、技能の伝承とものづくりの可能性を社内外に示すことができました。
自分たちの思った以上に「ギネス世界記録」という言葉を出すだけで、お客様やお取引先の企業・学生さんから興味をもっていただき、嬉しい限りです。