概要
子どもの相対的貧困や体験機会の格差等が社会課題になっている中、ギネス世界記録への挑戦を通じて、子どもたちの健やかな育ちと前向きに生きる力の醸成につなげ、成功体験の機会を創出し、やり抜く力や自己肯定感を養うなどSDGsを学ぶ機会にしたいと考えました。
ストーリー
当初、会場に参加者が集まるリアルでの開催を予定していましたが、コロナ禍で事業開催を見直すこととなりました。そこで、少しでも子どもたちに明るい話題を提供しようと、オンラインでの実施を決定しました。事前におにぎりを作る練習会を何度も重ね、当日はZOOMを使って大阪府内の子どもたちが繋がり、会場の大型ディスプレイに挑戦の様子が映し出され、地上波放送やYouTubeでのライブ配信を行いました。また中継会場の東大阪市役所からは小学校6年生が60名集まって挑戦する姿が中継されました。挑戦中、大阪府知事からの応援メッセージが届き、中継会場では東大阪市長やF.C.大阪の選手が応援に駆け付けました。世界記録が認定されると、スタジオに並んだ32台のスクリーンに1,022人の子どもたちの笑顔が溢れました。
挑戦をきっかけに公式SNSでのリーチ数が増加し、また参加者の方々からは「ギネス世界記録への挑戦、そして成功の喜びは、人生で一度味わえるかどうかの経験」、「世界中がコロナウイルスで怯えている中で、多くの子どもたちに希望を与えてくれた」などたくさんの声が寄せられました。
挑戦中の子どもたちの真剣な眼差しや姿勢、そして記録達成後に満面の笑みを見ることができ、世界記録に挑戦することの大切さと喜びというものを肌で実感することができました。