ギネス世界記録の日、「世界一」をもって祝われる、この国際的な日に
どんなことが起こっていたのか、振り返ってみてみましょう。

まず、何よりも注目したいのは、
最も背の高い男、スルタン・コーセンと
最も背の低い男、チャンドラ・バハドゥール・ダンギ、
この世界一の男ふたりの対面です。

Tallest-&-Shortest-men-meet.jpg
ふたりの対面の地はロンドン、挨拶をかわすと、
ギネス世界記録60周年を祝ったのです。

トルコ人のスルタンは31歳、2m51cm。
彼のコメントが素敵です。

「僕は背が高くて、彼は背が低い。
 でも、僕は、彼にずっと会いたかった。
 どうしてかって、僕たちは、命に対しての、
 通底する戦いをしている者同士だからね。
 でも、彼に会って、ひとつわかったことは、
 彼の目に浮かぶ彼の人間性だったんだ。
 彼は、とてもいい人間だよ。」

UK_Tallest-&-Shortest-men-meet-(2).jpg

ふたりは、書籍『ギネス世界記録』の編集長であるクレイグ・グレンディと
共にお茶とケーキを共にしたのでした。

さて一方の、チャンドラーは75歳でネパール出身、54.6cmだった、素敵さでは負けていませんよ。
「僕にとっては旅をして、ギネス世界記録の記録保持者になるのは、
 長年の夢だったんだよ。ネパールを代表して、ロンドンにまできて、
 こんなに素晴らしい経験ができるなんて、本当にみんなのお陰だと思っている。」

さて、この日を象徴する素敵な出会いに加えて、
他の国でも、こんな素晴らしい世界記録への挑戦が行なわれました。

中国の上海では、

最多人数でのベッドの上での朝食
most people eating breakfast in bed

という記録挑戦が行なわれました。

most-people-eating-breakfast-in-bed-2.jpg

記録した数、これ、みなさん、何人くらいだと思いますか?

こちらの人数は、なんと388人です。

llargest-rice-mosaic.jpg

そして、同じく、こちらの記録も達成となりました。

最も巨大なお米モザイク
largest rice mosaic (1,798 平方メートル)

最も大きなラインダンス(25703人、別会場、同時多発)
largest line dance (multiple venues)

の2つの記録です。

largest-line-dance.jpg

そして、フランスから生まれたのは
アイコニックなフランスのムーランルージュからの記録です。

同時に最も多くフレンチカンカン蹴りを決めた数、29回
most simultaneous demi-grand rond de jambe cancan kicks by a single chorus line in 30 seconds

FRANCE_The-Most-times-to-position-one-leg-behind-the-heads-in-30-sec-by-an-individual.jpg
ムーランルージュには、これに加えて、
次のふたつの記録も持っていて、流石!
と言われる、古典的キャバレーのメッカだけのことはあります。

30秒間に最も多くのスピニングスピッツを決めた回数
Most spinning spits in 30 seconds
(36)
 
30秒間に、最も多く、1本の足を頭の後ろに位置させた回数
Most times to position one leg behind the heads in 30 sec by an individual


さて、ところ変わってアメリカのニューヨークでは、
ジム・マーティンという人によってつくられた
最も背の高いハイヒールの靴が、
1.95 m (6 ft 5 in) の全長 と 1.85 m (6 ft 1 in) 高さで認定されることに。
認定員よりも背の高い、このハイヒール、かなり迫力ありますね。

USA_The-largest-high-heeled-shoe.jpg


そして、ギネス世界記録ではおなじみであるハーレム・グローブトロッタースが 後ろ向きで決める、最も遠いバスケットボールのショットfarthest basketball shot made backwardsで、25 mという記録をマークすることになりました。

Farthest-basketball-shot-made-backwards--main.jpg

この素晴らしい記録挑戦を映像でご覧になられたい方は、 こちらをクリックして下さい ね。

全世界で60万人もの人が参加するこのイベントは、
これまでのギネス世界記録の日の中でも、史上最高のものだと豪語する
編集長のクレイグ/グレンディ。
何しろ、オーストラリア、アメリカ、中国、日本、それからそれから、
という具合に、まさに地球規模のイベントなのだから、
その規模になるのもうなずけるわけです。

さて、そんな中、もちろん、日本でも記録挑戦は行なわれました。
その一つが、最速の四足走行という記録です。
こちらは、おなじみ、いとうけんいちさんが保持していた記録でした。

が、が、大どんでん返しが待っていたのです。
なんと、この記録、若干18歳の若きホープに塗り替えられることになったのです。

彼の名は、玉腰活未くん。
15.86秒の記録をたたき出して、王者についたのでした。

Ffastest-100-m-running-on-all-fours-(1)-main.jpg

スゴイのが彼のダイナミックな走りっぷりです。
その様子をみたいかたは次の「ここクリック」をクリックして下さい。 ここをクリック.

さて、ところ変わって、こちらは茨城県の潮来市です。
ここに集まってきたの750人以上もの小中学生たち、
そんな彼らが挑んだのは、5分間でどれだけの紙飛行機を折ることができるか?
という記録でした。そして、達成となった記録は、4880。
みんなで力を合わせたら、これだけの飛行機が折れてしまったのですね。

Planes.jpg


では、アジアパシフィックに浮かぶ大陸、
オーストラリアでは、どんな世界一が生まれていたのでしょうか。

その記録名は、同時に行なう最多人数でのヘッドバンギングという記録です。
こちら流されたのは、 AC/DCの名曲、‘It’s a long way to the top’ 。
この曲に合わせて、頭をふりぐりしたのは、320人の子供たちでした。

Head-Banging.jpg


そして、こちらはかなりデンジャラスな記録挑戦です。
2mの距離から放たれる銛をキャッチするのです。

1分間でスピアガンから放たれる銛をキャッチした最多回数
Most spears caught from a spear gun underwater


その回数は、1分間に10本!
もちろん、オーストラリア人のアントニー・ケリーさんによって達成されたのでした。

most-spears-caught-from-a-spear-gun-underwater-(2).jpg

そして、
ギネスワールドレコーズの本社があるイギリスでの記録はこちらです。

これ、毎年恒例になっているかもしれませんが、
ペンギンの格好をした最多集合人数です。

こちらは、リチャード・ハウスが373人という人数を達成し、
ギネス世界記録の更新を達成したのでした。

UK_The-largest-gathering-of-people-dressed-as-penguins.jpg

いやぁ、それにしても、
こうして振り返ってみると、
凄まじい一日と言えます。

世界中のみなさんが、
いろんな世界一に挑戦することで
世界一に挑戦する楽しさを味わってもらえたら、
ギネスワールドレコーズとしては、嬉しいです。