10月11日は国際ガールズデー。この日には、世界中で女の子の権利などについて議論したりします。この日の目的は、女の子たちの生活向上についての関心を世界中で引き起こし、女の子たちがリーダーシップをみせ可能性を最大限に出せる機会を与えることです。女性のギネス世界記録保持者も、その素晴らしい功績を通じて多くの女の子にインスピレーションを与えています。ここでは、そのなかから特に注目したい7人の記録保持者をご紹介します。
セシール・スコーグ
冒険家のセシール・スコーグさんは、複数のギネス世界記録を更新してきました。2006年には、エベレスト、北極点、南極点を1年336日で制覇し「地球の極と端3地点を制覇した最短時間（女性）｜Shortest time taken by a female to reach the three extreme points of the Earth」を達成しました。エベレストは2004年5月23日に、南極点は2005年12月27日に、北極点は2006年4月24日に到達しました。
セシールさんは「女性による北極点へのトレッキング最速タイム｜The fastest unsupported trek to the North Pole by a female」にも認定されており、記録は48日22時間でした。
ティファニー・ヘレーラ（a.k.a iHasCupquake）
本人曰く、人々を笑顔にするのが大好きな"オタク"のティファニー・ヘレーラ（a.k.a. iHasCupquake）さんは、2017年3月29日、彼女のYouTubeチャンネル登録者数が5,461,793に到達し、「YouTubeでの女性ゲーム実況者の最多登録者数｜Most subscribers for a female games broadcaster on YouTube」に認定されました。 また同日に、動画再生数2,132,895,223を記録し、「YouTubeでの女性ゲーム実況者の最多動画再生数｜Most views for a female games broadcaster on YouTube」にも認定されています。
リンジー・リンドバーグ
リンジー・リンドバーグさんはテキサス州オースティン出身のストロングウーマン（筋力を競う大会の選手）。その力強い筋肉で、彼女は3つのギネス世界記録を達成しています。
1つ目は、2014年7月3日にイタリアのショーで10個のりんごを潰して達成した「1分間で二頭筋を使って潰したりんごの最多数｜Most apples crushed with the bicep in one minute」。2つ目は、2014年11月16日に5冊の電話帳を破り達成した「1分間で電話帳を破った最多数（女性）｜Most telephone directories torn by a female in a minute」。そして3つ目は2015年7月20日に、5デッキのトランプを破って達成した「1分間に破ったトランプの最多デッキ数｜Most decks of cards ripped in one minute」です。
エーヴィン・デュガ
エーヴィン・デュガさんはアメリカのニューオーリンズ出身のソーシャルワーカー。そして彼女は円周1.32 m を誇る「最も大きな天然アフロヘアー｜Largest natural afro」の持ち主でもあります。
この見事な髪型をキープするにはかなりのメンテが必要。しかしエーヴィンさんはこの髪型に悔いはないそうです。「女性だとストレートの髪型が美しいと言われるけど、それはおかしい。このアフロヘアーが私のありのままの髪型で、これ以上美しいものは無いはずです。」
クロエ・キム
アメリカ代表選手、クロエ・キムさんがオリンピックデビューを果たしたのは2018年平昌オリンピック。女子スノーボードの種目に出場し、17歳296日の若さで金メダルを獲得。時の人になると同時に、ギネス世界記録「女性による最年少のスノーボード金メダリスト｜Youngest female snowboarding gold medallist」にも認定されました。
普光フェニックスパークでの最終ランで、クロエさんはバックトゥバック1080を決め個人最高得点の98.25を獲得。ライバル勢を8.5ポイント差で上回りました。彼女の成績であれば2014年のソチオリンピックにも出場できましたが、ハーフパイプの最低年齢は15歳に対し、クロエさんの当時の年齢は13歳でした。
韓国出身の両親のもとに生まれたクロエさん。平昌オリンピックで歴史的快挙を遂げたのは、家族にとっても特別なものとなったそうです。
カーリー・ロイド
カーリー・アン・ロイドさんは、アメリカ、ニュージャージー州出身の女子サッカー選手。彼女は2015年女子ワールドカップ、対日本との決勝戦で3つのギネス世界記録を達成しています。
1つ目は、試合開始後3分でゴールを決めて達成した「FIFA女子ワールドカップ決勝戦で試合開始後最も早く決めたゴール｜Fastest goal scored in the FIFA Women's World Cup final」。2つ目は試合で計3つのゴールを決めて達成した「FIFA女子ワールドカップ決勝戦で単独最多ゴール数｜Most goals scored in the FIFA Women's World Cup final by an individual」。そして3つ目は「FIFA女子ワールドカップ決勝戦において最高齢の得点者｜Oldest goalscorer in the FIFA Women's World Cup final」（32歳354日）です。
ハーナーム・カウル
ハーナームさんは反いじめ・ボディーイメージの活動家で、何年にも及んだ、自身に対するいじめを乗り越え、自身の外見に自信を持つようになりました。そして、当時24歳282日にギネス世界記録「（顔面の髭をすべて伸ばした）フル・ビアードの最年少女性｜Youngest female with a full beard」に認定されました。
1990年11月29日に生まれたハーナームさんは、11歳のころから髭が伸び始めました。その後、一般女性より多くのテストステロンを分泌する「多嚢胞性卵巣症候群」と診断されます。いじめや自分の外見を克服するには何年もかかったと言うハーナームさん。現在では彼女の忍耐、自分を受け入れる心、そして彼女のボディーイメージ活動は、多くの人々を魅了しています。
